東洋大・梅崎蓮「箱根で優勝争いできるように」…エースが見据える「マラソンで世界へ」

 大学男子の陸上長距離は、10月14日の出雲全日本大学選抜駅伝から駅伝シーズンに入る。11月3日には全日本大学駅伝が行われ、各校の勢力図が見えてくる。クライマックスは、来年1月2、3日に行われる第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)だ。学生たちは春のトラックシーズンにスピードを磨き、夏の鍛錬期にスタミナを蓄えてきた。梅崎蓮(東洋大4年)ら、これからの駅伝シーズンで活躍が期待される選手たちを紹介する。(田上幸広)

北海道マラソンで力走する東洋大の梅崎蓮

 東洋大の主将も北海道マラソンに出場した。国学院大の平林とは違い、招待選手として「入賞を狙っていた」が、苦手の暑さに苦しんだ。2時間32分21秒の34位に終わり、「夏のマラソンというのは全然違うなと実感した」と振り返った。

 今年2月11日の延岡西日本では2時間10分19秒で2位に入り、フルマラソンへの適性を見せた。卒業後は実業団に進んでマラソンで世界大会を目指したい気持ちもあり、「この経験を次につなげられれば」と前を向く。

 大学最後の駅伝シーズンでは、力強くチームを引っ張るつもりだ。「箱根では優勝争いができるように、出雲、全日本でしっかりと流れに乗れるような走りがしたい」。前回の箱根駅伝では、2区6位だったエースは誓った。

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