大の里が千秋楽から一夜明け「より一層がんばらなきゃいかんなと」…最速の9場所で大関昇進

 大相撲秋場所で2度目の優勝を飾った関脇大の里(24)(二所ノ関部屋)が千秋楽から一夜明けた23日、茨城県阿見町で記者会見した。改めて「やっぱり優勝したんだな、より一層がんばらなきゃいかんなという気持ちになった」と喜びをかみ締めた。

大相撲秋場所で2度目の優勝を飾り、千秋楽から一夜明けて心境を語る大の里(23日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で)=岩佐譲撮影

 秋場所は立ち合い一気の相撲がさえ、初日から11連勝と独走。14日目には賜杯獲得を決め、13勝2敗で場所を終えた。直近3場所で計34勝を挙げ、うち2場所で優勝したことで大関昇進も確実とした。「場所中は優勝や昇進は考えず、とにかく15日間思い切ってやれば、結果はついてくると思っていた」と振り返った。

 所要9場所での大関昇進は、昭和以降では横綱羽黒山らの12場所を抜く最速記録となる。「(自分でも気持ちが)ついていかない。慣れないです」と苦笑いしつつ、「求められるものが大きくなる。その中でも自分の相撲を発揮できれば」と引き締めていた。

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