大の里の大関昇進、25日に正式決定へ…昭和以降で最速の初土俵から所要9場所

 日本相撲協会の高田川審判部長(元関脇安芸乃島)は千秋楽の打ち出し後、大の里の大関昇進を審議する臨時理事会の開催を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、理事長も受諾した。昇進は25日の九州場所番付編成会議と臨時理事会を経て正式に決定し、伝達式が行われる。

大の里関

 大の里は直近3場所で合計34勝となり、大関昇進の目安とされる「三役で直近3場所33勝」を上回ったほか、直近3場所のうち2場所で優勝を飾った。初土俵から所要9場所での大関昇進は、昭和以降では最速記録となる。

 審判部長は「どんどん前に出て自分の力で相手を倒す相撲。前に出ようという気持ちは将来に向けて楽しみ」と高く評価し、「今まで通り前に出て、信念を曲げずに行ってもらいたい」と期待をかけた。

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