錦織圭「思っていたテニスできた」と、復活印象付ける勝利…デビス杯・ワールドグループ1部コロンビア戦

 男子テニスの国別対抗戦、デビス杯・ワールドグループ1部「日本―コロンビア」は14日、東京・有明コロシアムでシングルス2試合が行われ、日本が連勝してファイナル予選進出に王手をかけた。世界ランキング54位の西岡良仁(ミキハウス)が同460位のアドリア・ソリアノバレラを6―2、6―4で退け、元世界ランク4位で同205位の錦織圭(ユニクロ)は同237位のニコラス・メヒアに6―4、6―4でストレート勝ちした。日本は、15日のダブルス1試合とシングルス2試合のうち1勝すれば、来年のファイナル予選への進出が決まる。

ストレート勝ちした錦織圭(14日)=園田寛志郎撮影

 2016年以来の出場となった錦織が、けがからの復活を印象づけた。相手の強力なサーブに手を焼いたものの、ラリー戦では相手を左右へと揺さぶりながら要所で強打をたたき込んだ。いずれのセットも相手サーブを1度ずつブレイクして快勝。「思っていたテニスができた」とうなずいた。会場をほぼ埋め尽くしたファンの大声援に、「もう一度こういう中で試合をしたいと思っていた」と感慨深げだった。

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