新入幕優勝の尊富士、たった1場所で十両転落…大の里は昭和以降2位のスピード出世で新関脇

 大相撲名古屋場所(14日初日・愛知県体育館=ドルフィンズアリーナ)の番付が1日、日本相撲協会から発表された。夏場所で初優勝を遂げた大の里が新関脇に昇進。幕下付け出しデビューから所要7場所での新関脇は、元大関武双山に並び、昭和以降2位のスピード出世となった。

新関脇に昇進した大の里(1日)=稲垣政則撮影

 今場所は1横綱3大関の番付。貴景勝は9度目のカド番で、関脇へ転落した霧島は10勝以上での大関復帰を目指す。大栄翔が小結に返り咲き、平戸海は長崎県出身では、2001年初場所の隆乃若以来の新小結となった。元関脇の若隆景は膝の大けがを乗り越えて幕内に復帰。元小結の遠藤、千代翔馬、輝、武将山も再入幕を果たした。春場所で新入幕優勝を飾った尊富士が十両へ転落。優勝場所から1場所での陥落は最速となった。

尊富士

 来年からは名古屋市北区に建設中のIGアリーナでの開催が予定されているため、現在の会場では最後の本場所となる。

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