バレー男子がネーションズリーグで初の決勝…石川祐希、パリオリンピックへ「メダルの確率を上げられる」

 【ウッジ(ポーランド)=平地一紀】バレーボールのネーションズリーグ(NL)は29日、ポーランドのウッジで男子の準決勝2試合が行われ、昨年3位の日本はスロベニアに3―0でストレート勝ちし、30日の決勝に進んだ。

 日本がNLの決勝に進むのは初めてで、五輪、世界選手権、ワールドカップ(W杯)を含めた主要国際大会では、2位だった1977年W杯以来となる準優勝以上が確定した。主将の石川祐希(ペルージャ)は21点を決め、準々決勝に続く、両チーム最多得点。

 東京五輪金メダルのフランスは、昨年優勝のポーランドに競り勝った。今年のNLでは女子も準優勝しており、男女そろって日本が決勝に進んだ。

 いずれのセットも競りながらも勝負強さを見せてのストレート勝ちに、石川は「NLの目標は達成できた。決勝の舞台をまだ経験したことがなかったので、五輪の金メダルはなかなかイメージできない環境にあった。大会は違うが、決勝を経験できることで、僕たちがより(パリ五輪で)メダルを取る確率を上げられる」と充実の表情を浮かべていた。

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