大坂なおみ、5年ぶりウィンブルドン挑戦「トップ5に戻っていける気がする」…小田凱人は2連覇狙う

 テニスの四大大会、ウィンブルドン選手権は7月1日、英国ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで開幕する。女子シングルスで、出産を経て復帰した元世界ランキング1位の大坂なおみ(フリー)が、5年ぶりに出場する大会でどんな戦いを見せるか、注目される。

大坂なおみ(4月12日撮影)

 大坂は復帰後初の四大大会となった全豪は1回戦で敗退したが、苦手だったクレーコートの全仏オープンで、3連覇を果たしたイガ・シフィオンテク(ポーランド)に2回戦で敗れたものの、先にマッチポイントを握るなど、あと一歩まで追い詰めた。「トップ5に戻っていける気がする」と自信を取り戻しつつあり、復活した強打を武器に芝の舞台でも活躍が期待される。

 男子は、前回覇者で今年の全仏も制したカルロス・アルカラス(スペイン)、今年の全豪オープンで四大大会初優勝を果たしたヤニク・シナー(イタリア)らが軸になりそう。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は全仏で右膝を痛めて準々決勝を棄権し、その後手術しており、出場の可否について近く表明する見通し。錦織圭(ユニクロ)も右足首を痛めて前哨戦を棄権しており、復調具合が鍵を握りそうだ。

 日本勢はこのほか、男子で西岡良仁(ミキハウス)、ダニエル太郎(エイブル)、女子で内島萌夏(安藤証券)、日比野菜緒(ブラス)らが出場する。

 車いす部門では、18歳の小田 凱人ときと (東海理化)が全仏に続いて大会2連覇を狙う。

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