競泳・大橋悠依「納得できる泳ぎを」、柔道・角田夏実「いつも通り」…五輪まで1か月

 パリ五輪に向けて各競技で日本代表選手の選考が進み、準備が本格化している。開幕1か月前となった26日、夢舞台に挑むアスリートたちが各地で調整に励んだ。

ハンドボール男子日本代表候補の練習で指示を出すカルロス・オルテガ監督(中央)

 柔道の女子日本代表は、都内の強化合宿で汗を流した。48キロ級の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)は「いつも通り、しっかり準備できることをしたい」と、落ち着いた様子で初の五輪を見据えた。

 競泳女子平泳ぎの鈴木聡美はミキハウス所属選手らと取材に応じ、「一番の目標は自己記録の更新。自分を超えることを心に留めて頑張っていけたら」と強調。レスリング男子グレコローマン60キロ級の文田健一郎は「パリは(7年前に)初めて世界選手権で優勝した地。全部の力を出していきたい」と意気込んだ。

五輪に向け練習する大橋悠依=森井智史撮影

 ハンドボールの男子日本代表候補は、都内で実戦練習。合宿に19人が参加しており、28日、代表14人が発表される。カルロス・オルテガ監督は「攻守で、いろんなポジションが出来ることが一番大事」と語った。

 競泳では、スペインで合宿をしている東京五輪女子個人メドレー2冠の大橋悠依(イトマン東進)が早朝から泳ぎ込み、「自分の思ったような泳ぎ、納得できる泳ぎをしたい」と意気込んだ。(スペイン・シエラネバダ 森井智史)

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