取材中に“ある選手の娘”とまさかの遭遇 グランパス14年ぶりの優勝へのキーマンは? 2月23日(金)Jリーグ開幕 名古屋グランパス  

2月23日(金)明治安田J1リーグが開幕します!昨シーズンのグランパスは、前半戦を2位で折り返し13年ぶりの優勝を予感させました。
しかし… 結果は6位。

それでも入場者数はコロナ前の2019年を上回る52万1077人。選手とサポーターが一体となる瞬間を幾度となく目撃しました。
シーズンが終わったピッチの外でも、ボウリング大会やサッカー教室などで一つに。

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シーズンオフの目玉は24年ぶりに変更した「新エンブレム」の発表。クラブ創設から30年が過ぎ、次の時代に向けた大きな決断です。

上部はトップを目指す上昇気流をイメージし、下部はグランパスのシャチの推進力をモチーフしました。

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(ファン)
「シャチの背びれが炎みたい」
「グランパスカラーが、ガンガン出ている感じで、すごく素敵」

サポーターも納得のデザイン!

その理由は、サポーターがクラブと共にエンブレムをつくり上げたからです。

選手やサポーターの愛を詰め込んだエンブレムが誕生

(スタッフ)
「今までの30年があった。じゃあ次の30年後のグランパス、みんなどうしたい?というような、この問いをみんなで話し合いながら進めていきたいと思います」

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「ソシオプロジェクト」と呼ばれ、去年4度にわたってミーティングが行われました。そこで選手やサポーター、関係者が抱くグランパスへの愛が注ぎ込まれたのです。

この新エンブレムを胸に2024年が始まりました。

長谷川健太監督)
「今シーズンはやるしかないと思っていますし、リーグチャンピオン取ります」

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サポーターへ決意を伝え、グランパスは沖縄県南風原町へ。

地元の園児から熱烈なエールを受け、沖縄キャンプがスタート。キャンプ地・南風原町からも歓迎セレモニーを受けました。
 

取材中に“あの選手”の娘とまさかの遭遇

今シーズン、グランパスは14選手が加入して戦力補強を行いました。

サポーターに推しの選手を聞いていると…

(サポーター)
「私、父がグランパスのOBで」

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(サポーター)
「え、どなたですか?」

彼女が来ていたユニホームには「MORIYAMA」の文字が!

(スタッフ)
「森山さんの娘さんですか?」

(サポーター)
「そうです!」

なんと1993年のJリーグ元年からグランパスに所属。1995年には、わずか8分間でハットトリックを達成した、森山泰行さんの娘・樹さん(17)と遭遇。推しの選手を教えてもらいました。

(森山泰行さんの娘・樹さん)
「ユニホームの注文は(推しの)パトリック選手にしました」

京都サンガから移籍加入した、ブラジル人フォワードのパトリック選手。

去年はグランパス戦でも得点を決めるなど、10得点の大活躍でした。

森山泰行さんの娘・樹さん)
「プレーとは関係ないんですけど、SNSで日本語をすごく頑張って学ばれている姿を見て、なんかキュンってしちゃって」

(パトリック選手)
「お名前パトリックです。パトって呼んでください」

来日5年目の2017年から日本代表を夢見て、日本語を勉強し始めました。現在も1日20~30分の勉強を欠かさないパトリック選手。

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この日は過去形の勉強。

(パトリック選手)
「あげたい。あげたかった。あげたくなかった。かちょうにおみやげをあげたくなかった。ちょっとむずかしいね…。日本が好きですから、ブラジルに帰りたくないです」

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2月10日、 FC岐阜とのプレシーズンマッチでは後半から途中出場。この日、ゴールとはなりませんでしたが、グランパスが上昇気流へ乗るためのキーマンです。

2月23日(金)に開幕するJリーグ。グランパスは、ホーム豊田スタジアムで鹿島アントラーズと対戦します。14年ぶりの優勝へ向けて、新エンブレムとサポーターと共に風を起こせるか。注目のシーズンが始まります。

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