千葉ジェッツ・渡邊雄太 延長の死闘制しBリーグデビューを勝利で飾る!自身は16得点の活躍【男子バスケ】

■Bリーグ 2024-25 第1節 千葉ジェッツvs宇都宮ブレックス(5日、千葉・LaLa arena TOKYO-BAY)

NBAで日本人最長の6季プレーし、今季から千葉ジェッツに加入した渡邊雄太(29)が、本拠地でBリーグデビューを飾った。日本代表ではチームメート同士の比江島慎(34)が所属する宇都宮ブレックスと対戦。77-77の同点で5分間の延長戦に突入した死闘を91-84で制した。渡邊は16得点をあげ開幕戦の白星スタートに大きく貢献した。

約1万席の入場券が完売した千葉ジェッツの初戦。ファンのお目当て、渡邊が先発し第1Q序盤で3ポイントを決めると会場が大いに沸いた。その後もディ-・ジェイ・ホグ(28)との連係やゴール下でのディフェンスなど、渡邊率いる千葉が26-7と大きくリードして第1Qを終えた。

第2Qの5分過ぎには、渡邊が3ポイントを試みるが失敗。千葉がリバウンドを取り、ボールは再び渡邊のもとへ。相手ディフェンスをかわしシュートを決めると、天に向かって雄叫びを上げた。7分過ぎには3ポイントも決め、45-32とリードを守って折り返した。

第3Qに入ると、宇都宮に攻め込まれる場面が目立つ。主将の富樫勇樹(31)を中心に攻撃を組み立てる千葉だが、なかなかシュートが決まらず、逆に相手に3ポイントを立て続けに許すなど59-56と僅か3点差に迫られ、最終第4Qに突入した。

第4Qは両チーム一進一退の攻防が続く。残り1分30秒で宇都宮の比江島慎(34)にシュートを決められ73-74と逆転されるが、直後に富樫が得点を決め75-74と再逆転。さらにフリースローも決め77-74と宇都宮を突き放すが、試合時間残り4秒で3ポイントを決められ77-77の同点に追いつかれ、5分間の延長戦に突入。

千葉は渡邊のシュートなど3連続ポイントでリードを広げるが、宇都宮も3ポイントで食い下がり息詰まる接戦が続く。それでも最後は富樫が冷静にフリースローを決めるなど相手を突き放し、千葉が開幕戦を勝利で飾った。

渡邊は、今夏のパリオリンピック™では日本代表の主力として活躍。NBAでのシーズン終了後、日本でのプレーを決意し千葉に加入した。9月のプレシーズンゲームの渋谷戦では先発し7得点。21日の天皇杯でのB2鹿児島戦では、チーム最多となる16得点をマーク。23日のB1仙台戦でも12得点をあげた。
 

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試合後、会見に出席した渡邊は「僕にとってBリーグのデビュー戦は一生に一度の経験。1分1秒を噛みしめながらプレーできた」と振り返った。

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