高校生・落合晃が男子800mで優勝も「東京世界陸上の標準記録を狙ったので...」悔しさも残るレースに

■Yogibo Athletics Challenge Cup 2024(29日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

男子800mで日本記録保持者の落合晃(滋賀学園高校3年)が1分46秒88で優勝。自身の記録(1分44秒80)と、東京世界陸上の参加標準記録(1分44秒50)には届かなかった。

「状態も上がってきてて、東京世界陸上の標準記録を狙ってのレースだったんですけど、勝てたのは良かったんですが、悔しさも残るレースとなりました」と振り返った。

今季の落合は、4月のU20アジア選手権で金メダルを獲得。パリ五輪の出場がかかった今年6月の日本選手権には高校生でただ1人出場し、一度もトップを譲ることなく見事優勝。しかし、参加標準記録の1分44秒70には届かず、五輪出場は叶わなかった。

それでも7月末のインターハイで、1分44秒80の走りで日本新記録を樹立。さらにインターハイ2連覇という結果を残した。8月のU20世界陸上でも1分47秒03で3位に入り、日本勢初となる銅メダルを獲得した。

落合は「世界とのレースを経験して、まだまだスピード面も体力面も」と今後の課題に触れ、「もう世界陸上とかオリンピックに出場することが当たり前になるような、そしてそこで8位入賞とか、メダルを取れる選手になりたい」と意気込みを語り、大舞台での活躍を目指す。
 

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