【阪神】今季4度目の完封負け、村上7回2失点自責0の粘投も...中野が痛恨2失策で失点招く、打線2度の満塁機に凡退

■プロ野球 阪神 0-2 広島(7日・甲子園球場)

首位・阪神は広島を相手に今季4度目の完封負けを喫した。先発の村上頌樹(25)が7回116球の粘投も、中野拓夢(27)の2失策が絡むなど2失点。打線は広島先発の床田を打ち崩せず、終盤に2度の満塁チャンスを逃し、無得点に終わった。チームは16勝12敗4分で貯金4。

今季広島戦2勝の先発・村上が7回を投げて5安打2失点(自責0)。前回4月30日の広島戦(マツダ)では9回1失点の完投で2勝目を挙げたが、この日は打線の援護なく、今季2敗目を喫した。防御率は0.88と0点台でリーグトップに。

村上の立ち上がりは先頭・秋山に二塁打を許すと、続く野間の二ゴロを中野拓夢(27)のエラーで無死一・三塁となり、1死で小園の犠飛で先制点を奪われた。

2回、3回は3者凡退と安定したピッチング。4回も菊池を右飛、小園を投ゴロ、坂倉は見逃し三振とクリーンナップを7球で退けた。

打線は広島先発・床田に対し、序盤はチャンスを作れず。3回は先頭の坂本誠志郎(30)がヒットで出塁し、1死で村上が送りバントを決めるが近本光司(29)が二ゴロに倒れた。

0-1のまま迎えた5回の村上は、先頭・宇草を左飛に抑えたが、続く堂林の二ゴロを中野が後逸しこの日2つ目のエラー。さらに2死一塁で床田にヒットを許すと、秋山にレフトへタイムリーを浴び、2点目を奪われた。6回も連打で無死一・二塁のピンチを招いたが、坂倉はバント失敗、宇草と堂林を連続の空振り三振に仕留め、マウンド上で村上が吠えた。

中盤の打線は4回に中野がライトへのヒットを放つが、ノイジー(29)が2打席連続の併殺打。5回は森下翔太(23)が空振り三振など3者凡退。

7回は1死から佐藤輝明(25)のヒット、森下の二塁打で二・三塁と反撃のチャンスに。続く坂本は二飛も、木浪の代打・原口が死球で2死満塁としたが、村上の代打・小野寺暖(26)が遊飛に倒れた。

8回は近本、ノイジーのヒット、大山の四球で1死満塁のチャンスを作ると、広島は床田から島内に交代。だがここで佐藤輝が見逃し三振、森下が二ゴロに倒れ、2イニング続けて満塁機に凡退となった。9回は代打・糸原が空振り三振、小幡が遊ゴロ、最後は代打・前川が空振り三振で反撃ならずゲームセット。

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