U23日本代表、パリ切符へ地元カタールとの大一番 ! 勝てば王手、負ければアトランタ五輪からの連続出場が消滅【サッカー五輪予選】

サッカーU23日本代表は8大会連続の五輪出場を目指し、U23アジアカップの準々決勝(日本時間25日深夜)で開催国のカタールと対戦する。

今大会はパリ五輪のアジア最終予選も兼ね、3位以内に入れば五輪出場権を獲得し、3位決定戦に敗れ4位の場合はアフリカ代表のギニアとの大陸間プレーオフとなる。準々決勝で敗退ならばパリ五輪出場を逃す。

大岩剛監督(51)率いる日本代表は、グループステージでは中国、UAE、韓国と対戦し2勝1敗で2位通過。22日(同)の韓国戦では0-1で敗れ、後半途中から入った松木玖生(20・FC東京)が再三チャンスを作るも決定機を外した。

韓国戦後、松木は「絶対に1位突破するっていう気持ちで臨んだんですけど、セットプレーでやられてしまった。内容的には後半は押し込んだ時間はあったんですけど、そこで決めきることが出来ずにこういう結果に」と悔しさを滲ませていた。

準々決勝で勝てば、五輪切符をかけ準決勝でイラク対ベトナムの勝者と対戦する。敗れれば1992年のバルセロナ五輪以来、8大会ぶりの予選敗退となる。

日本が中2日に対し、A組を首位で突破した優勝候補のカタールは中3日。グループリーグ「無敗」で勢いに乗るカタールは地の利も生かして日本戦に挑んでくる。“完全アウェイ”の中、日本は1996年の『マイアミの奇跡』を起こしたアトランタ大会から続く五輪出場に向け、プレッシャーのかかる一戦となる。

今大会はFW陣がノーゴールと得点力不足が課題に。エースストライカーとして期待される細谷真大(22・柏)は、昨年11月W杯2次予選のシリア戦で国際Aマッチ初ゴールを決めたが、今大会グループステージでは惜しいシュートを放つもネットを揺らせず。カタール戦では先発出場が予想され、日本を勝利に導くゴールを期待したい。

“パリ世代”が五輪予選という重圧のかかる中、一発勝負の大一番で勝利をつかめば、「優勝」を目標に掲げる2年後のW杯北中米大会に向けても大きな弾みとなるはずだ。

【グループリーグ日本結果】
4月16日 日本 1ー0 中国
4月20日 日本 2ー0 UAE
4月22日 日本 0ー1 韓国

※4月25日深夜 準々決勝 日本vsカタール

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