女子走幅跳 日本記録保持者の秦澄美鈴が6m39で優勝、男子は山浦渓斗がV、日本記録保持者の城山は4回目以降に進めず

■兵庫リレーカーニバル 女子走幅跳(21日、神戸総合運動公園ユニバー記念陸上競技場)

女子走幅跳は世界陸上ブタペスト代表の秦澄美鈴(27、住友電工)が2回目に6m39をマークし、そのまま逃げ切り優勝した。

去年7月のアジア選手権で17年ぶりの日本新記録を更新し、パリ五輪の参加標準もクリアした秦澄美鈴。この日は雨が降り続き、トラックが濡れている状態、気温は18℃、湿度は90%。悪条件となった。

秦澄美鈴は1回目、踏み切りの足を合わせに行ってしまい、6m19の記録。2回目は記録を伸ばし6m39をマークした。勝負のかかる4回目はかなり手前からの踏み切りとなってしまい、6m30と記録を伸ばせず、本人も跳び終わったあとに首を振り、顔をしかめた。

雨が降ったり、止んだりと目まぐるしく状況が変わり6回目、ここでも踏み切りがわずかに合わず6m38、悪条件の中でも安定した記録をマークした秦澄美鈴が6m39で優勝した。

男子走幅跳は山浦渓斗(勝浦ゴルフ倶楽部)が5回目に7m90を跳び、逆転優勝を果たした。東京五輪代表の津波響樹(26、大塚製薬)は7m65で3位、日本記録保持者の城山正太郎(29、ゼンリン)は4回目以降に進むことが出来なかった。

ジャンルで探す