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貧血で“50%の準備”も世界陸上代表内定 廣中璃梨佳がトレードマークの帽子被り戦う理由

陸上の日本選手権女子10000m(7日、国立競技場)で優勝し、世界陸上オレゴンの代表に内定した廣中璃梨佳(21、JP日本郵政グループ)。貧血で、万全な調整ではないなか代表内定を勝ち取った廣中を、シドニー五輪金メダリストの高橋尚子キャスターが取材。トレードマークの帽子を被り戦う理由も聞いた。

高橋:
こんにちは。世界陸上の代表内定おめでとうございます。

 

オンラインで取材


廣中:
有り難うございます。ここからが勝負になってくると思うので気を引き締めて頑張りたいと思います。

長崎県の長崎商業高校を卒業後、トップ選手が集うJP日本郵政グループに入社。2021年東京五輪の5000mでは14分52秒84の日本記録を樹立し、10000mでは7位(31分秒00秒71)。日本選手として25年ぶりの入賞を果たした。

日本選手権は、貧血などの影響で万全な調整ではないにも関わらず連覇を飾り、7月の世界陸上代表に内定した。

廣中:
どうしても世界陸上オレゴン大会に行きたいという気持ちが強かったですし、体調がどうだったかは関係なく「スタートラインに立ったら、ここで出来る最大限の事をしよう」と思いました。

 

世陸10000m代表に内定した廣中選手


高橋:
廣中さんのスパートだったり、仕掛けに(会場が)大いに盛り上がったと思うんですけど、そういうのは感じましたか?

廣中:
(無観客で行われた)東京五輪では感じられなかった、お客さん、コーチ、監督のゲキだったり、応援だったりを肌で感じることができて、とても私の背中を押していただいて力をもらいましたね。
 

シドニー五輪の“あの場面”を彷彿とさせるラストスパート

高橋キャスターが注目したのが、残り6周で廣中が帽子を投げ、スパートしたシーン。

高橋:
2000年のシドニー五輪でのサングラスを投げるシーンを思い浮かべてしまいました!

(※高橋キャスターが金メダルを獲得したシドニー五輪のマラソン。高橋キャスターは35kmの手前でサングラスを投げ捨て、スパートした)

 

サングラスを投げ捨てるシーンを再現


廣中:
本当ですかっ!?(サングラスを)取られてましたもんね。「必ず勝ちたい」と自分の中でも思っていたので、切り替えるポイントとして帽子をここで脱ごうと思って脱ぎ捨てました。

 

トレードマークの帽子


トレードマークの帽子は、中学2年生から着用する廣中にとって欠かせないアイテム。

高橋:
帽子を被ると大舞台でも落ち着きますか?

廣中:
すごく落ち着きます。帽子を被ると視界が狭まるというか前だけを見て集中できるなと最初に被った時に感じて、そこから毎回被るようにしていますね。

高橋:
その帽子でまた、廣中さんの快走を見られるのを楽しみにしています。

廣中:
はい!またこの帽子を被った姿で活躍しているところを見てほしいです。

 

高橋キャスターと廣中選手


高橋(スタジオ)
「今回万全な調子ではなくて、準備は50%程での優勝だったそうなんですね。走る前は不安も大きかったそうなんですけど、終わってしまえば50%で優勝できることが逆にすごく自信になったそうです。じゃあ100%で仕上がったらどんなタイムになるかは本当に楽しみですし、この夏に期待したいと思います」
 

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