青柴ペアが金メダリストとGS覇者のコンビに挑む!加藤、二宮、ジュニアの木下や坂本も登場[全豪オープン]
シーズン最初のグランドスラム、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月16日~1月29日/ハードコート)8日目。昨年ベスト4の青山修子(日本/近藤乳業)/柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス)ペアやダブルス世界ランキング40位の加藤未唯(日本/ザイマックス)が女子ダブルス3回戦に、同48位の二宮真琴(日本/エディオン)は混合ダブルス2回戦に臨む。ジュニアのシングルス2回戦やダブルス1回戦もおこなわれる。大会公式ウェブサイトが報じている。
いずれも元ダブルス世界4位の35歳の青山と24歳の柴原のペアは、ジョン・ケイン・アリーナで日本時間午前9時開始予定の第1試合に登場。第10シードの「青柴ペア」は、1回戦で世界45位のマグダ・リネッテ(ポーランド)とシングルス世界53位の21歳ワン・シユ(中国)のペアにフルセットで、2回戦はダブルス世界75位のナディヤ・キッチュノック(ウクライナ)と同39位のKimberley Zimmermann(ベルギー)のペアにストレートで勝利。3回戦の対戦相手は「東京オリンピック」混合ダブルス金メダリストのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)と、昨年の「ウィンブルドン」シングルス覇者エレナ・ルバキナ(カザフスタン)という手強そうなペアだ。二人は1回戦で第5シードのリューメラ・キッチュノック(ウクライナ)/エレナ・オスタペンコ(ラトビア)ペアを6-4、6-4で倒し、2回戦では元ダブルス世界女王のチャン・ラティーシャ(台湾)と元世界11位のアレクサ・グラーチ(アメリカ)のペアに6-1、6-0で圧勝している。
今季開幕戦の「WTA250 オークランド」を制した加藤と世界36位のアルディラ・スチアディ(インドネシア)のペアは、今大会の第16シードだ。初戦はストレートで、2回戦はフルセットで勝ち進み、3回戦では第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)/ジェシカ・ペグラ(アメリカ)ペアと対戦する。ガウフ/ペグラ組は1回戦をフルセットで、2回戦ではワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の内島萌夏(日本/安藤証券)/ワン・シンユー(中国)ペアにストレートで勝利している。加藤/スチアディ組の3回戦はキア・アリーナで午後0時半以降に開始予定。
二宮はダブルス世界48位のアリエル・ベアル(ウルグアイ)とのペアで、コート7の第5試合に登場。欠場者に代わって本戦出場となった二人は、1回戦で世界19位のニコール・メリカ マルチネス(アメリカ)と世界21位のマットヴェ・ミドルコープ(オランダ)のペアに6-1、6-4で勝利。2回戦では2月に引退することを表明している元ダブルス世界女王のサーニャ・ミルザ(インド)と元世界3位のロハン・ボパンナ(インド)のペアと対決することになった。ミルザ/ボパンナ組は初戦で、ワイルドカードのジェイミー・フォーリス(オーストラリア)/ルーク・サビル(オーストラリア)ペアをストレートで下している。
二宮らと同じコート7の第2試合では、女子ジュニア第12シードの17歳、ジュニア世界ランキング22位の石井さやか(日本/HSS)が、予選勝者の16歳、世界91位のOnyu Choi(韓国)と2回戦を戦う。石井は1回戦で世界71位の18歳Ahmani Guichard(アメリカ)にストレート勝利。Choiは初戦でワイルドカードの世界295位、15歳のGabby Gregg(オーストラリア)をフルセットで破った。二人はこれが初対戦だ。
コート13の第5試合では、世界74位、17歳の服部伶⽮(日本/ノアTA垂⽔)が世界50位の17歳Woohyuk Chang(韓国)とのペアでダブルス1回戦に登場。対戦相手は世界34位の17歳Alexander Frusina(アメリカ)と世界61位の17歳Jan Hrazdil(チェコ)のペア。
続く第6試合では、世界14位、16歳のクロスリー真優(日本/Evert Tennis Academy)と世界39位、16歳のAriana Anazagasty-Pursoo(アメリカ)のペアが第7シードとしてダブルス初戦を戦う。対戦相手は世界40位の17歳Carolina Kuhl(ドイツ)と世界31位の17歳Ella Seidel(ドイツ)のペアだ。
コート15で午前9時開始予定の第1試合では、第6シードの16歳、世界16位の坂本怜(日本/チェリーTC)が、世界31位の17歳Tiago Pires(フランス)と2回戦を戦う。坂本は1回戦で世界56位の17歳David Fix(ドイツ)にストレート勝利。Piresは初戦で世界59位の17歳Volodymyr Iakubenko(ウクライナ)をフルセットで倒した。坂本とPiresはこれが初対戦となる。
同じコートの第5試合では、世界89位、16歳の辻岡史帆(日本/SYT月見野テニススクール)が、石井とシングルス2回戦で対戦するChoiとのペアで、ダブルス1回戦に臨む。対戦相手はシングルス初戦でクロスリーにストレート勝利した世界100位の17歳Rebecca Munk Mortensen(デンマーク)と、世界198位の16歳Kristiana Sidorova(ロシア)のペアだ。
コート16の第2試合では、第16シードの16歳、世界30位の木下晴結(日本/LYNX TA)が、ラッキールーザーの世界83位、15歳のElizara Yaneva(ブルガリア)と2回戦で初対戦する。木下は初戦で世界45位の17歳Irina Balus(スロバキア)にフルセットで勝利。Yanevaは1回戦で予選勝者の世界93位、16歳のEllie Daniels(カナダ)をストレートで破っている。
同じコート16の第4試合では、世界64位の15歳、左打ちの園部八奏(日本/与野テニスクラブ)が、世界34位の14歳Emerson Jones(オーストラリア)と組んでダブルス1回戦に臨む。対戦相手は世界72位の15歳Rositsa Dencheva(ブルガリア)と世界53位の15歳Yoana Konstantinova(ブルガリア)のペア。
コート17の第4試合では、世界46位、18歳のジョーンズ怜音(日本/tennium)と世界17位、18歳の松岡隼(日本/桜田倶楽部)が第8シードとしてダブルス初戦に臨む。対戦相手は、シングルス1回戦で坂本に敗れたFixと、世界62位の17歳Vit Kalina(チェコ)のペアだ。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は2022年「全豪オープン」での柴原(左)と青山
(Photo by Graham Denholm/Getty Images)
01/23 08:30
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