WTAの歴代最多連勝記録の持ち主は?

2019年「WTAファイナルズ」のセレモニーでのナブラチロワ

21歳の世界女王イガ・シフィオンテク(ポーランド)は2月に開催された「WTA1000 ドーハ」から、先日閉幕した「全仏オープン」まで6大会連続で優勝を果たしており、連勝記録を35へと伸ばしている。この記録はビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が持つ2000年以降の最多記録に並ぶものだ。しかし、歴代の連勝記録を見てみると上には上がいるようだ。WTA(女子テニス協会)公式ウェブサイトなど複数メディアが紹介している。

1位:マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ) 74連勝
歴代最長の連勝記録を持つのは、グランドスラム18回の優勝を誇るナブラチロワ。1984年の2月から連勝を始め「全仏オープン」「ウィンブルドン」「全米オープン」と次々に優勝。悲願の年間グランドスラムをかけて迎えた「全豪オープン」(当時は年末に開催されていた)では順当に勝ち進んだが、準決勝で第9シードのヘレナ・スコバ(チェコ)に6-1、3-6、5-7で敗れ決勝までたどり着くことはできなかった。それでもこの74連勝という記録は30年以上破られていない。

2位:シュテフィ・グラフ(ドイツ) 66連勝
年間グランドスラム達成者、そして男女合わせて史上最長となる377週もの間、世界ランキング1位に在位したグラフは、1989年から1990年にかけて66連勝を達成。連勝が止まったのは5月に開催されたベルリン大会で、当時16歳のモニカ・セレス(アメリカ)に4-6、3-6のストレートで敗れた。

ちなみにグラフといえば1996年の「ウィンブルドン」準決勝で伊達公子さんと対戦していた最中、ファンから「結婚してくれ!」と野次を飛ばされた際に「いくらお金持ってるの?」と返答をし、会場内を笑いの渦に巻き込み話題になったこともある。

3位:マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ) 58連勝
ナブラチロワは74連勝だけでなく、1986年から1987年間にも歴代3位となる連勝記録を叩き出している。2連覇をかけて挑んだ1987年の「全豪オープン」決勝でHana Mandlikova(チェコ)に5-7、6-7で敗戦し、連勝がストップ。74連勝中だったときと同様に、チェコ人に記録を止められた形となる。

4位:マーガレット・コート(オーストラリア) 57連勝
男女合わせて歴代最多となるグランドスラム通算24回もの優勝を誇るコートは、1972年から1973年に57連勝を記録。この記録は、ナブラチロワが74連勝を果たすまで10年以上破られなかった。コートの記録を止めたのは、ビリー・ジーン・キング(アメリカ)だ。キングは、1972年に「全仏オープン」「ウィンブルドン」「全米オープン」で優勝を果たし、コートは1973年に「全豪オープン」「全仏オープン」「全米オープン」を制した。

5位:クリス・エバート(アメリカ) 55連勝
女子シングルスで歴代最多となる「全仏オープン」7度の優勝を成し遂げたエバートは、1974年にコートの記録を破る寸前まで連勝を伸ばしたが、同年の「全米オープン」準決勝でイボンヌ・グーラゴング(オーストラリア)に阻まれた。1974年はエバートが「全仏オープン」で初めてグランドスラムのタイトルを獲得した記念の年でもある。

6位以下は次の通り。
6位:マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ) 54連勝
7位:シュテフィ・グラフ(ドイツ) 46連勝
8位:シュテフィ・グラフ(ドイツ) 45連勝
9位タイ:クリス・エバート(アメリカ) 41連勝
9位タイ:マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ) 41連勝

シフィオンテクとビーナスが持つ35連勝という記録は、歴代11位に位置している。現在連勝記録継続中のシフィオンテクが歴代トップ10に入るには、あと6連勝が必要だ。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2019年「WTAファイナルズ」のセレモニーでのナブラチロワ
(Photo by VCG/VCG via Getty Images)

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