今季36試合に出場“鉄人”小祝さくらは来季も「全部出る予定です」 メジャー制覇より「最後は自分らしく」 

首位と4打差の2アンダー7位タイから出た小祝さくら(こいわい・さくら)が、「アイアンショットの調子が良くなかった」という中で、4バーディー、1ボギーの「69」でプレーし、通算5アンダー3位タイに浮上した。

「麗央ちゃんとリコーで一緒の組で回れたらうれしい」

◆国内女子プロゴルフ 最終戦

JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 11月21~24日 宮崎カントリークラブ(宮崎県) 6497ヤード・パー72

 首位と4打差の2アンダー7位タイから出た小祝さくらが、「アイアンショットの調子が良くなかった」という中で、4バーディー、1ボギーの「69」でプレーし、通算5アンダー3位タイに浮上した。

3位タイに浮上した小祝さくら 写真:Getty Images

3位タイに浮上した小祝さくら 写真:Getty Images

 4番でピン手前6メートルを沈めてバーディーを先行すると、6番でも5メートルのバーディーパットを決めた。175ヤードの8番パー3では6Iで4メートルにつけて、この日3つ目のバーディーを奪った。

 折り返して11番パー5では2打目を奥のカラーに運び、そこから2パットで4つ目のバーディーとした。「(コーライグリーンの)目が強い」15番で1メートルを外し、この日唯一のボギーを喫したが、「目標は3アンダーだった」こともあり、「スコアを伸ばせたのでまずまずです」と満足そうな表情を見せた。

 今季、最後のメジャー大会。以前から「メジャーで勝ちたい」という思いを吐露していた小祝だが、「結局いつもプレー中はそのことを忘れてしまうので、他の試合と一緒」といい、さらには「ここ最近、調子もよくなかったので、最後の試合まできたので、最後は自分らしく、思ったようなゴルフをして終われたらなんでもいいかな」とあっけらかんと話す。

 小祝は今季、今大会を含め国内ツアー34試合、海外メジャー2試合に出場し、3月「ヤマハレディースオープン葛城」、6月「アース・モンダミンカップ」では勝利を飾った。「今まで一番長く感じました」という一年を走り抜き「今週で終わるのがすごいうれしい」と本音をこぼす。

 メルセデス・ランキング上位で迎える来シーズンも「全部出る予定です」と“鉄人”ぶりは健在だ。海外メジャーに関しては「たぶん行けたら行きたいな思う。でも急に心変わりすることもあるので(なんとも)」と相変わらず海外への思いは強くない。

 プライベートでも親交の深い竹田麗央は、来季は米ツアーを主戦場にすることが決まっている。最後の試合で2人が最終日最終組で回る姿を期待するゴルフファンは多いだろう。「麗央ちゃんとリコーで一緒の組で回れたらうれしいですけど、どうなるかは……」。3日目のプレーに注目だ。

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