首位発進の桑木志帆が年間最多イーグル数を更新! 1個差で背後に迫るのは?「飛距離が違うのできついです(笑)」

今季2勝の桑木志帆(くわき・しほ)が1イーグル、4バーディーの「66」をマークし、6アンダーで単独首位発進を決め「全部全部いい感じでした」と満足げな表情を見せた。

バーディー数でも2位につけている桑木

◆国内女子プロゴルフ 最終戦

JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 11月21~24日 宮崎カントリークラブ(宮崎県) 6497ヤード・パー72

 今季2勝の桑木志帆が1イーグル、4バーディーの「66」をマークし、6アンダーで単独首位発進を決め「全部いい感じでした」と、満足げな表情を見せた。

単独首位発進を決めた桑木志帆 写真:Getty Images

単独首位発進を決めた桑木志帆 写真:Getty Images

 序盤はチャンスで決めきれない場面が続いたが、5番パー3でグリーン右のラフから12ヤードをチップインさせると勢いに乗った。

 9番パー5では、222ヤードの2打目を3Wでピンから7メートルに2オンさせバーディー。続く10番で70ヤードの2打目を52度のウェッジで“OK”につけて連続バーディーとした。

 圧巻は続く11番パー5。残り226ヤードの2打目を3Wで6メートルにつけてイーグルを奪取した。13番パー5でも242ヤードを3Wで2.5メートルに2オンさせ、惜しくもイーグルはならなかったものの、さらに1つ伸ばした。

 11番のイーグルで年間イーグル数は13個となり、23年の川岸史果(12個)を抜き、年間最多イーグル数(1990年以降/※20-21の統合シーズン除く)の記録を更新し「うれしいです」と笑顔を見せた。

 前年よりもパワーアップしたことで飛距離が伸びており、「2打目で持つクラブが短くなっています」という。さらにパー5では「去年2オンが無理だったホールでもしっかり2オンできている」ことが記録更新に大きく影響した。

 一方で、この日は、同ランクで1個差の2位につける竹田麗央も、9番パー5で209ヤードの2打目を3UTで1メートルにつけてイーグルを奪っており、「飛距離が違うのでちょっときついです(笑)」と、思わず本音も漏らした。

 バーディー数でも小祝さくらに次いで2位につけている桑木。「(そちらも)がんばります」と2冠を狙いつつ、初のメジャータイトルへ前進する。

「(きょうは)出来すぎなので怖いですが、ボギーやダボをとらないように、ストレスフリーで回れるゴルフをしたいです」と、冷静に2日目以降を見据えた。

ジャンルで探す