竹田麗央は史上初の国内メジャー“同一年3連勝”へ 「イメージもわいている」「苦手意識がない」と“達成オーラ”ぷんぷん

すでに今季の年間女王を決めている竹田麗央(たけだ・りお)が、開幕前日の記者会見で意気込みを語った。

2年連続2度目の最終戦出場となる竹田麗央

◆国内女子プロゴルフ 最終戦

JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 11月21~24日 宮崎カントリークラブ(宮崎県) 6497ヤード・パー72

 すでに今季の年間女王を決めている竹田麗央が、開幕前日の記者会見で意気込みを語った。初出場となった前年大会は、メルセデス・ランキング上位者の資格で出場したため「去年は優勝してリコーに出たいと思っていたので、それが今年達成できたのはすごいうれしい」と笑顔をみせた。

今季の女子ツアーをけん引した竹田麗央 撮影:大澤進二

今季の女子ツアーをけん引した竹田麗央 撮影:大澤進二

 今季は4月の「KKT杯バンテリンレディス」でのツアー初優勝を皮切りに8勝を挙げた。今月初めには日米ツアー共催の「TOTOジャパンクラシック」で優勝し、参戦を表明していた米ツアーの2年シードを手にし、最終予選会を回避した。

「初優勝できて、自分のゴルフにすごい自信が持てたのと、ショートゲームが去年に比べて良くなったと思うので、そこが一番大きな差かなと思います」と、今季躍進の理由を述べ、「すごくたくさんの経験ができたので、残りの1試合もベストを尽くしてがんばりたい」と淡々と話す。

 もはや“怖いものなし”にも見えるのだが、「まだまだショットの精度だったり、アプローチのバリエーションとか、もっと練習したいと思うので、オフにしっかり練習してアメリカに行きたい」と理想は高く持っている。

 この日はプロアマ戦でコースをチェック。「去年よりラフが長い感じがするので、難しいなと思います」と、コーライグリーンの印象を語った。左ドッグレッグが多い宮崎CCはフェードヒッターの竹田にとっては不利なようにも思えるが、「イメージもわいているので、左をしっかり攻めていけるようにしたい」といい、「去年からここにはそんなに苦手意識がないので、今年も去年と同じ感じでラウンドできるかな」と余裕すら感じる。

 最大の武器といってもいいドライバーショットも「先週に引き続き、そんなに悪くないので、このコースでもしっかり振っていけるホールも多いので、しっかり振り切っていきたい」と好調。今季のドライビングディスタンスも1位をキープしている。

 9月「ソニー日本女子プロ選手権」、同月「日本女子オープン」に続く、史上初の国内メジャー3連勝がかかる竹田。初日は大会3連覇がかかっているメルセデス・ランキング2位の山下美夢有との2サムとなった。「(山下は)ショットもパットもすごくお上手なので、2連覇もされているので、自分も初日からついて行きたいなと思います」と謙虚に話した。

「やっぱりメジャー大会なので、いつもの試合よりかはがんばりたい。優勝をしたい気持ちがすごくあるので、優勝につながるようなプレーをできたら」今季最後の公式戦に意気込む。

 さらに、前週「大王製紙エリエールレディス」で3位となり、竹田のシーズン獲得賞金額は2億5913万16円で過去最高額を更新しており、予選落ちがない今大会でどこまで賞金を積み重ねるかにも視線が集まっている。

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