「本当は今週で終わりたくなかった」 上田桃子がラストマッチから一夜明けSNSにつづった“今”の思い 「忘れる事のできない20年」

今季限りでのツアー活動休止を表明したプロゴルファーの上田桃子(うえだ・ももこ)が自身のインスタグラムを更新。ラストマッチとなった「大王製紙エリエールレディス」の戦いを振り返りました。

「精一杯準備しても思い通りにならないのもまたゴルフ」

◆国内女子プロゴルフ

大王製紙エリエールレディス 11月14~17日 エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県) 6575ヤード・パー71

 女子プロゴルファーの上田桃子が自身のインスタグラムを更新。戦いを終えた現在の心境を明かしました。

試合後のセレモニーで後輩の小祝さくら(左)から花束を受け取る上田桃子

試合後のセレモニーで後輩の小祝さくら(左)から花束を受け取る上田桃子

 今季限りでのツアー活動休止を表明している上田は、14日に開幕した国内女子ツアー「大王製紙エリエールレディス」の2日目終了時で通算4オーバーの88位タイと無念の予選落ち。次週の最終戦出場の切符を得ることができず、今大会がラストマッチという結果に。

 ホールアウト後はクラブハウス前で盛大なセレモニーが開催。ツアー通算17勝を挙げた“レジェンド”の最後を、たくさんのギャラリーと選手たちで見守る光景も大きな注目を集めました。

 戦いから一夜明け、上田は「とっても幸せな気持ちで忘れる事のできない20年のゴルフ生活を終えれました」と報告。

「本当は今週で終わりたくなかったけれど」と、悔しさをにじませた胸の内を明かしながらも、「精一杯準備しても思い通りにならないのもまたゴルフ」「改めてゴルフの難しさと素晴らしさを知れました」とつづっています。

 さらには、「いろんな選手と写真が撮れたのに自分のカメラでは撮れておらず、撮った選手の皆さん…ください」と告白。試合当日は慌ただしく時間が過ぎていったようで、ともに戦った選手たちへ呼びかける切実な思いも明かしました。

 また、「もう今日という日から新しいチャレンジのスタートです」「まずは休むぞーーーーー」と、20年にわたって第一線を走り続けた体と心の休養とともに、新たなステップへの意気込みを語った上田。

 最後は「またねーーー」と、手を振る絵文字を添えた上田らしい明るいメッセージで締めくくったこの投稿に、ファンからは「本当にお疲れさまでした」「寂しすぎる」「ももちゃんロス」「また絶対帰って来てください」「20年間ありがとう」など、多くのコメントが寄せられています。

上田 桃子(うえだ・ももこ)

1986年6月15日生まれ、熊本県出身。2005年のプロテストに一発合格し、同年の「LPGA新人戦 加賀電子カップ」で優勝した。07年に「ライフカードレディス」で初優勝を遂げると、「ミズノクラシック」など年間5勝を挙げて史上最年少21歳156日(当時)で賞金女王に輝いた。翌年の08年からは米ツアーにも挑戦したが、14年以降は主戦場を国内ツアーに戻した。21年6月に結婚を発表。翌22年の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」でツアー17勝目を飾った。24年11月、自身のインスタグラムで24年シーズンをもってツアーから撤退することを表明した。ZOZO所属。

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