“広場恐怖症”を抱える菅沼菜々 沖縄開催の選手権に「出場が叶いません」と複雑な胸中を告白もJLPGAの“粋な計らい”に感謝

プロゴルファーの菅沼菜々(すがぬま・なな)が自身のX(旧ツイッター)を更新。出場が叶わない国内メジャー「ソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会」への思いを語りました。

「JLPGAさんが私の分まで選手権限定タオルを発売してくれることになりました」

 女子プロゴルファーの菅沼菜々が自身のX(旧ツイッター)を更新。次週の国内メジャー「ソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会」を欠場することを明かしました。

次週の国内メジャー「ソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会」を欠場する菅沼菜々 写真:Getty Images

次週の国内メジャー「ソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会」を欠場する菅沼菜々 写真:Getty Images

 8月28日に更新した投稿で菅沼は「今年の選手権は沖縄県での開催です」と書き出し、「私は広場恐怖症が治っていないので出場が叶いません」とコメント。

 飛行機や新幹線などの公共交通機関が利用できない「広場恐怖症」という病を抱えている菅沼は、沖縄や北海道で行われるトーナメントをすべて欠場。本州や四国、九州で開催される際は、すべて自家用車で移動して試合に挑んでいることを公言しています。

 今シーズンの開幕前には「早く克服していつか沖縄や、北海道の試合に出場したいです。もちろんいつかは、海外も」と希望をつづっていた菅沼。

 今大会への出場は残念ながら見送ることになったものの、「JLPGAさんが私の分まで選手権限定タオルを発売してくれることになりました」と発表。

 自身の顔写真とともに「乗り越えられない壁はない!」と力強い思いを記したメッセージタオルの存在を明かし、最後に「現地とオンラインショップで購入できます」「ぜひ私の沖縄に行きたい気持ちを受け取ってください」とつづって、投稿を締めくくりました。

 この投稿にファンからは「絶対買います」「JLPGAの粋な計らいですね」「良いメッセージ」「乗り越えられない壁ないよね!」など、前向きな思いを記したコメントが続々と到着。

 菅沼は今週30日開幕の「ゴルフ5レディス」に出場予定。初日を仁井優花、森田遥と同組で回り、今シーズン初勝利を目指す戦いに挑みます。

菅沼 菜々(すがぬま・なな)

2000年2月10日生まれ、東京都出身。18年プロテスト合格。20-21年シーズンは賞金ランキング47位で初のシードを獲得。22年シーズンは、メルセデス・ランキング8位と躍進。23年「NEC軽井沢72ゴルフ」では、神谷そらとのプレーオフを制して悲願の初優勝を挙げる。あいおいニッセイ同和損保所属。

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