5位タイに浮上の安田祐香はデビュー戦以来!? の月曜決着へ 「同じ大会でこんなことが起きるんだ」

順延になっていた第3ラウンドが終了。首位と4打差の7位タイから出た安田祐香が4バーディー、1ボギーの「69」でプレーし、通算8アンダー5位タイに浮上した。

2020年のデビュー戦がアース・モンダミンカップだった

◆国内女子プロゴルフ<アース・モンダミンカップ 6月20~23日 カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県) 6688ヤード・パー72>

 順延になっていた第3ラウンドが終了。首位と4打差の7位タイから出た安田祐香が4バーディー、1ボギーの「69」でプレーし、通算8アンダー5位タイに浮上した。

通算8アンダー5位タイに浮上した安田祐香 写真:Getty Images

通算8アンダー5位タイに浮上した安田祐香 写真:Getty Images

 7時のスタートに備え、この日の朝は4時に起きた。「いつも通りアップし、球数が決まっていたので、いつもよりはゆっくり入って、練習する前にスタート時間が変更になったので、ホテルに帰って30分ぐらい寝て、またアップして、(スタートの)1時間ちょっと前に入りました」と慌ただしい朝の様子を振り返った。

 前日の続きの9番からのスタート。「9番は嫌らしいホールで……。1ホールぐらい回ってから行きたかった」と朝イチからパー3のティーショットという慣れないシチュエーション。

「前の組も9番からでちょっと見ていたら、奥に行く選手が多くて」と4Uと5Uで迷ったが5Uを選択し「ちょっと力んじゃったかな」と左へミス。「25ヤードぐらいの嫌な感じのアプローチだった」が1メートルに寄せてパーセーブした。続く10番も2~3メートルのパーパットを残したが、「(2連続で)パーセーブできて大きかった」と持ちこたえた。

 すると安定し、続く11番で5メートルを決めてバーディーとすると、17番でも5メートルのバーディーパットを沈めた。「ミスの幅が減ったと思うんですけど、今日もけっこう左に行ったりしましたが、ミスをリカバリーできている」と好スコアの分析をする。

 ここまで悪天候に振り回された3日間だったが「長く感じるんですけど、体力というよりは、ラフに行くとやっぱり、腕にけっこうきてるので、あそこはちょっと怖いなと思うんですけど、今のとこは大丈夫です」と警戒を深める。

 2000年生まれのプラチナ世代。2020年にプロ入りしデビュー戦が同大会だった。奇しくもその年も月曜決着だった。「同じ大会でこんなことがが起きるんだ」としみじみする。当時は28位タイでフィニッシュしている。

 「今日はゆっくり寝て、また備えれたらいいかなと思います」。4年間の成長を見せつけるべくしっかり力を蓄える。

安田 祐香(やすだ・ゆうか)

2000年12月24日生まれ、兵庫県出身。2017年に16歳で「日本女子アマ」を制覇、19年には「オーガスタナショナル女子アマ」で3位に入るなど、アマチュアの実績は世代トップクラス。初優勝が期待される選手の一人。NEC所属。

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