金澤志奈が悲願の初優勝へ5アンダー3位の好発進「もっともっとビッグスコアが出せるような選手になりたい」

国内女子ツアーの第17戦「アース・モンダミンカップ」初日。金澤志奈(かなざわ・しな)が5バーディー、ノーボギーの「67」で回り、5アンダーで首位と2打差の3位で発進した。

今週はいい位置で終わりたいと思っている

◆国内女子プロゴルフ<アース・モンダミンカップ 6月20~23日 カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県) 6688ヤード・パー72>

 国内女子ツアーの第17戦「アース・モンダミンカップ」初日。金澤志奈が5バーディー、ノーボギーの「67」で回り、首位と2打差の5アンダー3位で発進した。

5アンダー3位発進した金澤志奈 写真:Getty Images

5アンダー3位発進した金澤志奈 写真:Getty Images

 10番からスタートし序盤は「ティーショットが荒れて何度かラフに入れた」が、アプローチでしのぎパーを並べた。12番ではティーショットを左のラフに入れたが「けっこうラフが深くてグリーンの手前までもっていった」。そこから30ヤードのアプローチを寄せてパーに収めた。

 その後はティーショットが落ち着き、16番で4メートルを沈めてバーディーを決めると、続く17番では残り142ヤードの2打目を50センチにつけて連続バ-ディーとした。折り返すと1番パー5で2メートル、2番と5番で5メートルを流し込んだ。「(後半にかけての)ティーショットとパッティングがよかったですね」と振り返った。

「ラフが長いので入るとグリーンを狙うのがかなり難しくなる。なのでティーショットが大事だと思います」と強調する。

「どちらかというとショートゲームが得意」という自覚がある金澤。5月「リゾートトラスト レディス」では最終日を単独首位で出たが「73」と伸ばせず3位タイに終わった。味わった悔しさを思い返し「とにかくもっとショットがうまくなりたいと思って、もっともっとビッグスコアが出せるような選手になりたいなと思いました」と以降は練習ラウンドを減らしドライビングレンジでの練習量を増やした。

「今週はいい位置で終わりたいと思っている。まだまだ先は長いので、なるべくボギーを少なくバーディーチャンスにつけられるようにティーショットを調整してがんばりたいと思います」と悲願の初優勝に向け気合を入れた。

金澤 志奈(かなざわ・しな)

1995年7月29日生まれ、茨城県出身。8歳からゴルフを始め、2017年のプロテストで一発合格。同年のステップ・アップ・ツアー「山陽新聞レディースカップ」で初優勝。20-21年シーズンはトップ10入りを9度記録し、賞金ランキング24位で念願の初シードを獲得した。クレスコ所属。

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