「メンタル的に不安な部分の方が大きい」 鶴岡果恋が失格から3週ぶりに復帰

国内女子ツアーの第17戦「アース・モンダミンカップ」が20日から4日間の日程で開催される。3週前の「ヨネックスレディス」で大会終了後にスコアの過少申告で失格となった鶴岡果恋が、2試合の欠場を挟んでツアーに復帰する。

スコアの過少申告で失格となった鶴岡果恋

◆国内女子プロゴルフ<アース・モンダミンカップ 6月20~23日 カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県) 6688ヤード・パー72>

 国内女子ツアーの第17戦「アース・モンダミンカップ」が20日から4日間(72ホール)の日程で開催される。

鶴岡果恋が失格から3週ぶりに復帰 写真:Getty Images

鶴岡果恋が失格から3週ぶりに復帰 写真:Getty Images

 3週前の「ヨネックスレディス」で大会終了後にスコアの過少申告で失格となった鶴岡果恋が、2試合の欠場を挟んでツアーに復帰する。

 18ホールの練習ラウンドを終え取材に応じた。この2週間は体調を崩し「あまり家から出られなかった」と自宅で過ごしていたというが、現在の体調を問われると「良くなりました」と笑顔を見せた。

「体調を崩していたのでクラブは握れなかったですね。外に出るのもあれだったので休んでいました」とゴルフからは距離を置いていた。SNSではたくさんの激励コメントが届き「読ませていただいて、元気をもらいました」と勇気をもらった。

 3週ぶりの実戦となるが「クラブを振れていなかったので、技術面というよりメンタル的に不安な部分の方が大きい。前までのゴルフを思い出しつつ楽しみながら出来たらいいと思います」とギアは徐々に上げていく。

「今週からまた心機一転がんばれたらと思います。いろんなことが重なって起きてしまったことなので、今後はミスを反省してこれからは無いように気を付けたいと思います」と気丈に前を向いた。

ファンにサインをする鶴岡果恋

ファンにサインをする鶴岡果恋

 鶴岡は「ヨネックスレディス」最終日17番パー4でティーショットを大きく右に曲げ、OBゾーン方向に飛んだため暫定球を打った。同じ方向のフェアウェイに止まっていたボールを1球目としてプレーし、スコアカードにパーの「4」と記入した。ホールアウト後、JLPGA競技委員会が映像などを確認すると、実際に打ったのは暫定球だったため、「6」と記入しなければならなかった。

 その後、自身のインスタグラムを更新し、暫定球を打つ際にその場でボールに印を付けたが、2打目地点でボールを拾い上げた際に、印が見当たらなかったため1球目と判断してプレーを続けたという旨の経緯を説明していた。

鶴岡 果恋(つるおか・かれん)

1999年8月20日生まれ、神奈川県出身。2018年にプロテスト合格。同期の稲見萌寧とともに「黄金世代」「プラチナ世代」に挟まれた「狭間世代」と呼ばれている。2020-21年シーズンはメルセデス・ランキング55位で、翌年の前半戦出場権を獲得。23年シーズンは惜しくもシード権を逃す。明治安田生命所属。

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