「今年は飛距離が出たほうが有利!」 「全米オープン」を前に河本力が悲願の国内メジャー制覇へ

国内男子ツアー今季メジャー初戦の「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」が6~9日の日程で開催される。今季初優勝&メジャー初制覇を目指す河本力(かわもと・りき)が意気込みを語った。

「ドライバーの調子が良い」

◆国内男子プロゴルフ メジャー第1戦<BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 6月6~9日 宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(茨城県) 7430ヤード・パー71>

 国内男子ツアーの今季メジャー初戦「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」開幕前日である5日、河本力がプロアマ戦に出場し最終調整を行った。

翌週には全米オープンをひかえる河本力

翌週には全米オープンをひかえる河本力

 コースの印象について「去年と全然違います。今年はすごいラフが短い印象」と予選落ちに終わった前年との違いについて語った。

「相変わらず距離は長くてグリーンは難しいです。でも今年はラフが短いので、ドライバーを打てる回数が増えると思います。飛距離が出たほうが有利になってくるコンディションになっている」と説明。現在、ドライビングディスタンスは317.91ヤードで1位の河本。持ち味の飛距離がアドバンテージになりそうだ。

 今季、国内ツアーは6試合に出場しトップ10入りはなく予選落ちが3回と、本来の姿とはいえない成績。それでも、ゴルフの調子については「悪くない。ドライバーの調子は良い」とコメント。この日も周囲をざわつかせるような会心のティーショットを見せていた。

 来週は渡米し「全米オープン」へ出場する。「ウェッジはアメリカ用に何本かつくる予定です。3番ウッドは2本入っているので、コースによって替える感じです」と渡米の準備も着々と進めている。

 前週の米女子メジャー「全米女子オープン」に出場し、39位タイと健闘した姉の河本結からは「できないことをしようとするな。今の自分にできることをやってこい」と激励のコメントがあったという。

 「全米」へ弾みをつけるべく、まずは今週の国内ツアーに“全集中”。22年「バンテリン東海クラシック」以来の3勝目&国内メジャー初制覇を目指す。

河本力(かわもと・りき)

2000年3月3日生まれ、愛媛県出身。姉・結の影響でゴルフを始め、高校2年時に「全国高校選手権春季大会」で優勝。日体大3年の20年には日本オープンで一時首位に立つなどしてローアマを獲得。21年にプロ転向し、圧倒的飛距離を武器に22年Sansan KBCオーガスタで初優勝。同年バンテリン東海クラシックで2勝目を挙げた。

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