「400ヤード超えのパー4」でビビらない! 「出だしボギー」を実現するティーショットマネジメントとは?

館山自動車道・市原インターから車で約7分の好アクセスにあるムーンレイクゴルフクラブ市原コースは、ナイターゴルフも人気の戦略的なパブリックコース。そんなムーンレイクGC市原Cで「スタートホールでボギー以内」のマネジメントを紹介します。

超安全策でもセカンドショットが残らないことを事前に把握する

 ムーンレイクゴルフクラブ市原コースは、館山自動車道・市原インターから約7分と好アクセスで、ナイター設備もある人気のパブリックコースです。そんな人気コースのスタートホールで「ボギー以内」のマネジメントを紹介します。

ナイターゴルフも人気のパブリックコース「ムーンレイクゴルフクラブ市原コース」の1番と10番ホールで「出だしボギー以下」のマネジメントを実践

ナイターゴルフも人気のパブリックコース「ムーンレイクゴルフクラブ市原コース」の1番と10番ホールで「出だしボギー以下」のマネジメントを実践

 1番ホール(ホワイトティー:348ヤード・パー4)は、距離こそ短いですがブラインドになる右ドッグレッグ。ティーショットは「左右の1ペナ」にプレッシャーに感じるでしょう。

 スタートホールのティーショットから「1ペナに行かない方向性」とコーナーを突き抜けない「番手選び」を求められます。

 しかし、コーナーに刻んでもセカンドショットは「残り150ヤード以内」になるので、曲がらないタイプのゴルファーにとっては比較的やさしいホールといえるでしょう。

右ドッグレッグで距離が短い1番ホール。ティーショットは1ペナを避けて超安全策でもセカンドショットは残り150ヤード以内になる

右ドッグレッグで距離が短い1番ホール。ティーショットは1ペナを避けて超安全策でもセカンドショットは残り150ヤード以内になる

 ドライバーで打ちたいゴルファーは、右の林をショートカットしていく必要があります。ブラインドになっているので、スタートホールから「勘」と林を越える弾道の高さが求められます。

距離が短いホールはグリーン周りが難しい場合が多い

 ドライバーを使わなければ比較的楽にティーショットが打てる反面、「グリーン周りがタイト」になっているのでセカンドショットでは注意が必要です。

 ドライバーショットのギャンブルが成功すれば残りはアプローチショットの距離になります。ショートアイアンでフルショットすることになるので、セカンドショットでは左方向への「引っ掛けミス」に注意してください。

セカンドショットは残り距離こそないものの、1ペナが広がっているためグリーン周りはタイトになっている

セカンドショットは残り距離こそないものの、1ペナが広がっているためグリーン周りはタイトになっている

 グリーン左サイドには大きなバンカーが待ち受けているので、バンカーショットに自信がない人はピン位置に関わらずグリーンセンター狙いが無難でしょう。

 グリーンも大きさの割に傾斜が強いので、1パット目はグリーンスピードと自分のタッチを確認するつもりで、距離合わせに徹した方が「出だしボギー以内」になる確率が高まるはずです。

「400ヤード」という数字に惑わされなければ難しくない

 10番ホール(ホワイトティー:413ヤード・パー4)は打ち下ろしのため、実際はそれほど距離が長くありません。比較的広いホールなので「出だしボギー以内」が取りやすいのですが、400ヤードを超える数字を見ると「飛ばさなきゃ」という心理が働くうえに、目の前の池と右の林が気になってしまうと難易度がぐっと高くなってしまいます。

「400ヤード」という数字で身がまえてしまうが、打ち下ろしていて比較的広めのホール形状を把握できれば「ボギー以下」も難しくない

「400ヤード」という数字で身がまえてしまうが、打ち下ろしていて比較的広めのホール形状を把握できれば「ボギー以下」も難しくない

 目の前の池にだけ注意しておけば、左サイドは狭くなく右の林も深く入らなければ傾斜で内側に戻ってきます。

 セカンドショットも傾斜の強いライでなければ長い番手で打つこともできるので、「3オン2パット」は決して難しくありません。

【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)

伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数露出するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティー「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。

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