「もっと笑ってプレーできれば」 渋野日向子はショットの精度定まらず50位フィニッシュ

米国女子ツアーのメジャー初戦「シェブロン選手権」が終了。渋野日向子は5試合ぶりに予選を突破し最終日を2バーディー、3ボギー1ダブルボギーの「75」でプレー。通算3オーバーの50位で終えた。

4日間を通してショットの精度が低かった

◆米国女子プロゴルフ メジャー第1戦<シェブロン選手権 4月18~21日 ザ・クラブ at カールトンウッズ(テキサス州) 6824ヤード・パー72>

 米国女子プロゴルフ 今季メジャー第1戦「シェブロン選手権」が終了。大会は世界ランク1位のネリー・コルダ(米)が通算13アンダーで出場5試合連続優勝の偉業を遂げ幕を閉じた。

 最終日に43位タイから巻き返しを狙った渋野日向子は2バーディー、3ボギー1ダブルボギーの「75」でプレー。通算3オーバーの50位で終えた。

4日間を戦い抜いた渋野日向子 ※写真は18日 写真:Getty Images

4日間を戦い抜いた渋野日向子 ※写真は18日 写真:Getty Images

 この日はインからスタートし15番でダブルボギーをたたいたが、18番パー5で6メートルを流し込み一つ取り返した。1番パー4で2打目をバンカーに入れると寄せられずボギー。7番パー3でもティショットをバンカーに入れ、脱出に2打を要し一つ落とした。8番で3メートルを決めて一つ戻してホールアウトした。

 ショットの精度に苦しむ中で最終日には4日間で一番の強風が吹いた。「(今日も)かなり大変な一日でしたけど、なかなか4日間を通してパーオンが少なかったので大変でした」と振り返り息をついた。

 それでも5試合ぶりに週末を戦い「もっと上に行きたい気持ちは毎週持っている。なかなか難しいなと思いながら過ごしていた中で、メジャーで予選を通過して何とか4日間戦えたのは今年の自分にとってはすごく大事なことだと思う」と手応えを得られたことを評価する。

 次戦は25日(木)から開幕する「JMイーグルLA選手権 presented by プラストプロ」(カリフォルニア州・ウィルシャーCC)に出場するが「2回回ってるので、そのぶん回ったことがないところよりは気楽に回れるというわけではないですが、良いところをちょっとでも増やせるように……」と以前のような覇気はない。

 今の渋野にかつての“弾けるようなスマイル”は見られない。「もっと笑ってプレーできればいいんですけど、(笑って)できるようなゴルフになるようにこれから頑張ります」と必死に前を向き続ける。

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