女子ツアーを熱くする実力派9名。熾烈な女王争いと東京五輪への思い




新垣比菜(20歳)
1998年12月20日生まれ。沖縄県出身。
2018年=29試合出場。ツアー1勝。
賞金ランキング23位。

 今年は2月に米女子ツアー2試合に出場。海外ツアーは初めてです。1戦目(ISPS HANDA オーストラリア女子オープン)はオーストラリアのコースに対応できなくて、タイで行なわれた2戦目(ホンダLPGAタイランド)は、ショットはよかったのですが、3日目までパッティングがよくなくて……。2戦とも結果も出なかったのですが、それ以上に「自分はまだまだ……」と感じて、いろいろと課題が見つかりました。

 課題はショットもですが、とくにアプローチ。(海外の選手は)いろいろなバリエーションを持っていて、そういうアプローチができるようになりたいと思いました。でも、まずは「基本からできないと」と思って、今は基本的なアプローチの練習からやっています。

 東京五輪は出られたら出たいと思いますが、それには今年から相当がんばらないといけないと思うので、気合いを入れてやっていきたいです。





有村智恵(31歳)
1987年11月22日生まれ。熊本県出身。
2018年=31試合出場。ツアー1勝。
賞金ランキング26位。

 昨年は6年ぶりの優勝をすることができたんですけれど、最終組の3組前で回っていたので、先に上がって後続の選手を待つ形でした。だから今年は、最終日最終組で回って優勝するシーンを、自分でも味わいたいし、みなさんにもお見せしたいという気持ちがあるので、そういったシチュエーションでしっかり結果を出せるようにしたいです。

 以前は「結果を出さないと」とか、「期待に応えないと」とか思いすぎて、自ら追い込んでいた自分がいたけれど、今は最終組のプレッシャーを楽しんだりとか、期待を楽しみに変えたりしながらやっているので、(自分でも今季が)楽しみですね。





渡邉彩香(25歳)
1993年9月19日生まれ。静岡県出身。
2018年=31試合出場。最高位2位。
賞金ランキング55位。前半戦出場権。

 今季の目標は”自分に怒らないこと”です。昨年は「ミスしたくない」という気持ちから、思い切りが欠けていた部分があり、私らしいゴルフができなくなっていたかもしれません。

 だから今年は、私本来の「見ていて面白いな」とか「ワクワクする」とか思ってもらえるようなゴルフをしたいと思っています。でも、自分がイライラしたり、怒ったりしていたら、そういうゴルフができないので、”怒らないこと”が目標です。

 悪かったショットに関しては、昨年の後半くらいから、結構自信をもって打てるようになってきています。自信をもってショットが打てるようになれば、気持ちも上がってくるので、そういう場面を多くお見せしたいと思います。





鈴木 愛(24歳)
1994年5月9日生まれ。徳島県出身。
2018年=23試合出場。ツアー4勝。
賞金ランキング3位。

 昨年は後半戦にケガをして、練習ができなかったこともあるんですけれど、ドライバーの精度がものすごく悪かったので、オフにはドライバーの精度を上げるための練習をやりました。また、今シーズンは新しいドライバーに変えて、ショットが曲がらなくなったので、フェアウェーキープ率もよくなってくると思っています。

 オリンピックを東京でやることは、自分が生きているうちはもうないと思いますし、年齢的にもいい具合に重なってくれたので、出られる時に出たいと思います。東京五輪に出て、メダルが獲れたらなと思っています。





小祝さくら(20歳)
1998年4月15日生まれ。北海道出身。
2018年=38試合出場。最高位2位。
賞金ランキング8位。

 今年は、昨年できなかった”初優勝をする”というのが、一番の目標です。優勝できなかった要因としては、勝負どころでのアプローチとかパッティングかなと思ったので、オフにはそこら辺の小技を中心に、しっかりと練習してきました。

 もちろん、優勝は狙っていますけど、今年は楽しんでやりたいとも思っているので、あまり気負わず、いつもどおりのプレーができたらいいなと思います。

 東京五輪に関しては、昨年まではまったく気にしてもいなかったんですけれど、今年は強化選手に入ることができて、「可能性はゼロではない」と思えるようになりました。その分、希望は捨てずに(代表入りを目指して)がんばりと思います。





菊地絵理香(30歳)
1988年7月12日生まれ。北海道出身。
2018年=33試合出場。最高位2位。
賞金ランキング7位。

 目標をひと言で言うと、「がんばります!」です(笑)。あと、昨年は勝てなかったので、今年は勝ちたいです。

 自分とトップの選手との差は、簡単にパーが取れるホールでの取りこぼしの差だと思っています。そのミスをもう少し減らせれば、平均ストロークも上がりますから、そういうところでの取りこぼしが、やはり一番もったいないなと思っています。

 逆に言うと、そこが一番トップ層との差を縮めやすいところかなと思うので、その意味でも、ここ数年は100ヤード以内(の精度を高めること)を重点的にやっています。今回のオフでは、その中でもグリーン周りを念入りに練習しました。

 それと、体作りも昨年はあまりできなかったので、今年は飛距離アップのために背中を中心にトレーニングしてきました。とにかく今年は早めに、体力のあるうちに勝ちたいです。





比嘉真美子(25歳)
1993年10月11日生まれ。沖縄県出身。
2018年=33試合出場。ツアー1勝。
賞金ランキング4位。

 今シーズンの目標は、去年もそうだったんですが、メジャーを含む年間3勝を目標にしています。オフは充実していて、心・技・体すべて元気な状態で開幕の週に入ってこられたと思います。

 私の中では、シーズンの後半戦に勝ってこそ、上位に相応しいプレーヤーだという考えがあって、今まではシーズンの後半戦で勝つことが少なかったので、今季は後半戦にも優勝できるように、(オフには)コンディショニングとかも重点的にやってきました。

(東京五輪は意識しているか?)もちろんです。






上田桃子(32歳)
1986年6月15日生まれ。熊本県出身。
2018年=31試合出場。最高位2位タイ。
賞金ランキング21位。

 今年は”準備”を一生懸命やってきました。意識とか気持ちの部分は特に。自らの心・技・体について、ツアーにおける自分自身の中でランキングをつけたとき、「どうしてメジャーで勝てないんだろう」と考えたりして、心の部分はまだ上にいける余地があるなって思ったので、その辺を考えながらオフは取り組んできました。

 それに、若い選手がどんどん出てくる状況のなかで、自分がベテランというか、ある程度経験を積んでいるからこそ、差が出せるものって何かなって思ったとき、たどり着いた答えがそこ(心)だったという感じです。

 今シーズン、どういうところを見てもらいたいか? いやぁ~、ベテランもがんばっているってところですかね(笑)。





畑岡奈紗(20歳)
1999年1月13日生まれ。茨城県出身。
2018年=日本ツアー3試合出場。最高位2位。賞金ランキング54位。
米ツアー24試合出場。ツアー2勝。賞金ランキング5位。
TOTOジャパンクラシックは米ツアーとして計算。

 今季もアメリカがメインになるので、アメリカのツアーでたくさん優勝できるようにしたいです。目標はメジャーでの優勝です。年に5試合しかありませんが、そこで(優勝の)チャンスをつかめるように、それまでにもいい成績を残していきたいです。

 シーズンオフが短かったんですが、トレーニングは(それなりに)できたと思います。久々に会った方からは「下半身がしっかりしたね」と言ってもらいました。

 東京五輪は来年なので、あっという間だという気持ちがあるんですけれど、今シーズンの成績が重要になってくると思うので、今年1年はとくに気合いを入れてやっていきたいです。

食生活を改善したら、体の調子も肌の感じもだいぶよくなってきたので、今シーズンは楽しみです。

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