「最後」の代表戦で躍動=比江島、攻守で救う―バスケット男子

4年後のロサンゼルス五輪を見据え、新たな戦力を多く選出して臨んだ一戦。日本は短期間の合宿で十分な準備ができなかったこともあり、序盤は攻守に連係ミスが目立った。
格下相手にもどかしい展開が続く中、チームをけん引したのは比江島だった。得意の3点シュート、ドリブルでゴール下に切り込みアシストもマーク。守備でも体を張って貢献した。11月の2試合で主将を務めるベテランの活躍で、リズムをつかんだチームは大きくリードを広げた。
長年にわたり日本代表を支えた34歳。今回の活動を前に「代表は最後にしようと思う」と決意を口にした。「今は(周りに)負ける気はさらさらないが、自分が37、38歳になったときにスピードを重視したバスケに僕がいるより、若い選手が入った方がいい」。ロス五輪を目指すイメージは湧かないという。
所属先のホームタウンである宇都宮で存在感を示した比江島は「特別な場所でいいプレーができた」。ホーバス監督は「きょうのマコ(比江島)は最高だった」とたたえた。

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