新人賞に迫る西郷=獲得なら日本勢34年ぶり―米女子ゴルフ

【ネープルズ(米フロリダ州)時事】米女子ゴルフツアーに本格参戦1年目の西郷真央が、新人賞にあたる「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」に迫っている。今季最終戦のCMEツアー選手権(21~24日、フロリダ州ネープルズ)を残し、新人賞レースでトップ。受賞すれば、日本勢では1990年の小林浩美以来で34年ぶりとなる。
年間ポイントランキング上位60人で争う最終戦。19日のプロアマ戦でコースを回ると「今年の最初に立てた目標が、この試合に出ること。来られてすごくうれしい」と率直に喜んだ。
ポイントランク9位でのエントリー。全体的に見ても比較的多く大会に出場しており、「試合数で稼げた感覚」と謙遜する。移動の負担も伴う慣れない環境の中、たくましく戦ってきたことの裏返しでもある。「すごくいいプレーをできた試合もあった。それは評価すべきところかな」。2大会で2位に入り、米ツアー初優勝にも近づいてきた。
新人賞へ優位な立場でも、本人は「あまり意識していない。結果的についてきたらいいかな」と言う。「最後なので気持ち良く終わりたい。そのために自分が納得いくショットを打ち続けることが第一」。目指してきた舞台で力を発揮することにまず集中する。

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