タイソン 前日計量で対戦相手の米ユーチューバー平手打ち
【アーリントン(米国)AFP=時事】ボクシング、元ヘビー級王者のマイク・タイソン(58)が14日、物議を醸している15日の復帰戦に向けた最後のフェースオフで、米ユーチューバーからボクサーに転身した対戦相手のジェイク・ポール(27)を平手打ちした。≪写真はジェイク・ポールとの対戦を控えた前日計量に臨むマイク・タイソン≫
米テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで行われたこの日の公式計量を、タイソンは228.4ポンド(約103.6キロ)、ポールは227.2ポンド(約103.05キロ)でクリアした。
ところが計量が終わると、タイソンは右手でポールの頬をたたき、すぐさま警備員によって相手から引き離された。ステージを去る際にはほとんど口を開かず、「話は終わりだ」と述べただけで陣営関係者とともにその場を後にした。
タイソンの平手打ちは会場の観客を驚かせたが、ポールは特に痛みはなかったと強調。「全然感じなかった。彼は怒った小さなエルフで、かわいい平手打ちさ」と意に介していなかった。
この試合はボクシング界の意見を二分しており、プロデビューが40年前で最後の公式戦は19年前となっているタイソンが再びグローブをはめることに対し、多くの重鎮が非難の声を上げている。【翻訳編集AFPBBNews】
11/15 21:10
時事通信社