菅原「世界一」で奮闘=初アシストも―イングランド・サッカー

【ロンドン時事】サッカーのイングランド・プレミアリーグ、サウサンプトンの日本代表DF菅原由勢(24)が、加入1季目から戦力として奮闘している。2日のエバートン戦は初アシストでチームの今季初勝利に貢献。「世界一のリーグ。無駄な時間が1分もない」。成長を求めて刺激的な日々を送っている。
エバートン戦は0―0の後半34分から出場。直後は「気合が空回り」して相手に突破を許したが、「自分を信じてやり続けよう」と積極性を貫いた。後半40分、右サイドで相手の背後に駆け上がってパスを受け、中のスペースへ鮮やかなクロス。決勝点を導いた。
オランダ1部のAZアルクマールから今夏移籍。吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)や南野拓実(モナコ)が所属した古豪で開幕から8戦連続で先発出場し、1得点。エバートン戦は初の途中出場となり、「自分に腹が立つ。どんな状況でも(先発で)使われる選手にならないと」。気持ちの強さも持ち味だ。
オランダと比べて、「プレーの強度、スピード感、選手の質は全く違う。対峙(たいじ)する選手はスーパーな選手しかいない」と語り、「ここに居続けられれば間違いなく成長できるし、もっと素晴らしい選手に近づくことができる」と貪欲に言った。チームは第10節を終え、降格圏の19位。反転攻勢の原動力となれるか。

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