ＤｅＮＡ筒香、流れ呼び込む一打＝プロ野球・日本シリーズ

ＤｅＮＡの筒香が、ぐっと流れを引き寄せる先制打を放った。三回２死一、二塁で、大関の低めの変化球を捉えた打球は、二塁手の頭上を越えて中前へ。一、二回まで塁をにぎわせながらも得点に結び付かないもどかしい雰囲気を一掃し、「つないでつくってくれた好機で、走者をかえすことができてうれしい」。ほっと一息ついた。
７年前は、主将として日本シリーズに出場している。今シリーズは第２戦から先発出場を続け、第３戦では５番に入って貴重な追加点となる犠飛を放った。「どっしりと構えてくれる打者がいると、打線に厚みが増す」と三浦監督。米球界で苦しい経験を積み、古巣復帰を果たした３２歳への信頼感は揺るぎないものとなっている。