大谷、WS制覇お預け=負傷後初安打も―米大リーグ

ドジャースは4連勝でのワールドシリーズ(WS)制覇はならなかった。ヤンキースに終盤突き放されて初黒星を喫し、歓喜の瞬間はお預けとなった。
第2戦で左肩を亜脱臼した大谷は第3戦に続いて先発出場。五回無死一塁から2番手左腕ヒルの初球を中前へ運び、負傷後初安打をマークした。ベッツの遊ゴロで一塁から二塁に向かう際は、左肩の悪化を防ぐために左手で襟元をつかんだまま走り、勢いよく滑り込むシーンもあった。
ロバーツ監督は大谷の状態について「彼には何度も確認している。(けがは)打撃の妨げになっていない」と説明。走塁についても「スライディングをしたが、問題なかった」と見解を示した。
一方、2点を追う七回1死二塁ではフルカウントから空振り三振を喫した。「四球の可能性もあったが、追い掛け過ぎていた」と監督。外角低めのボール気味の球だっただけに、悔やまれる打席となった。
ドジャースは投入した4投手がいずれも失点して敗戦。ポストシーズンでは救援陣の踏ん張りが目立っているが、この日はヤンキース打線を封じることができなかった。(ニューヨーク時事)

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