ドジャースの大谷、夢舞台への切符つかむ=ヤンキースと頂上決戦―米大リーグ

ワールドシリーズ出場を決め、喜ぶドジャースの大谷(中央)ら=20日、ロサンゼルス



ドジャースの大谷が夢見ていた舞台への切符を手にした。メッツとの第6戦に勝ち、ワールドシリーズ進出が決定。「やっと来たなというか、ここまで苦しい試合も多かった。全員でつかみ取った素晴らしいゲームが多かった」と振り返った。
3勝2敗で迎えた一戦は一回に先制を許して嫌な雰囲気が漂った中、直後に1番大谷が苦手にしていた左腕マナエアから中前打。「自分の思い通りにいく打席や、チャンスは少ないと思っていた。先頭打者としてチームに流れを戻すような仕事をしたかった。いい打席になった」。エドマンの2点二塁打で生還し、逆転への道筋をつくった。
その後は打線が奮起し、六回には大谷の中前適時打もあった。この日はブルペンデー。7投手でつないだ救援陣も踏ん張り、10―5で快勝。選手たちは今年3度目のシャンパンファイトで歓喜の時間に酔いしれた。
緊張感のある短期決戦にメジャー7年目で初めて挑んでいる。ただ、気負いはなく、楽しんでいるようだ。「10月のこの時期までプレーできるのは一握りのチーム、選手だと思う。その時点で恵まれているし、感謝している」としみじみ語る。
いよいよ次はワールドシリーズ。「全員が一生懸命に自分のやることをやって、ここまで来られた。最後のシリーズで自分たちの野球を貫き通せれば、最高の一年になる」と意気込む。
頂上決戦の相手はヤンキース。「強いチーム。まずは自分たちの野球をしっかりやる。きょうはきょうで喜んで、切り替える。アウェーも盛り上がると思うし、楽しみにしたい」と早くも胸を躍らせていた。(ロサンゼルス時事)



ジャンルで探す