ナダル、ジョコビッチに感謝=「素晴らしいライバル」―男子テニス

【ロンドン時事】男子テニスの元世界ランキング1位で11月に引退するラファエル・ナダル(スペイン)が19日、リヤドで行われたエキシビション大会でノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦した。引退前最後の対決で2―6、6―7で敗れた後、「コート上で分かち合った全ての瞬間に感謝したい。私たちは素晴らしいライバル関係だった」と振り返った。
38歳のナダルは四大大会の男子シングルスで歴代2位の通算22勝を挙げ、37歳のジョコビッチは歴代最多の24勝を誇る。両者は2006年から数々の名勝負を演じ、今夏のパリ五輪まで計60回対戦し、ジョコビッチが31勝29敗だった。
ナダルは11月の国別対抗戦デビス杯ファイナルを最後に現役を退く。「ジョコビッチには約15年間、私の限界を超える手助けをしてもらった。それがなければ、今の自分はなかっただろう」と感謝を口にした。
ジョコビッチは「ライバル関係は信じられないほど激しかった。ビーチで一緒にお酒を飲みながら、振り返る時間があるといい。あなたは素晴らしい遺産を残してくれた」と敬意を表した。

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