ダノンデサイル2冠に挑む=20日に菊花賞―競馬

中央競馬の3歳クラシックレース最終戦、第85回菊花賞(GI)は20日、京都競馬場の芝3000メートルコースで行われる。ダノンデサイルが日本ダービーとの2冠を狙い、ダービーと菊花賞で達成すれば、1973年のタケホープ以来、51年ぶり(三冠馬を除く)となる。
皐月(さつき)賞は馬場入場後に右前肢跛行(はこう)で無念の除外。だが、6週間後の日本ダービーでは好位から最後の直線を抜け出し、後続の猛追をしのいだ。
レース後、安田翔伍調教師は驚きを隠さず、「想像を上回る成長を感じる」。これ以上ない結果で悔しさを晴らした。ダノンデサイルは父エピファネイアと親子での菊花賞制覇も懸かる。
昨年10月のデビュー戦から5戦全てでコンビを組む横山典弘騎手の存在が心強い。ペース配分などで、いかに馬の力を引き出せるかが試される長距離レース。中央GI28勝を誇る56歳の手綱さばきに注目が集まる。
神戸新聞杯(GII)を逃げ切ったメイショウタバル、皐月賞2着のコスモキュランダなども最後の1冠を狙う。

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