柳田、ようやく復帰=CSへ大きな戦力―プロ野球・ソフトバンク

頼もしい打者が一人、帰ってきた。ソフトバンクの柳田が、右脚のけがから約4カ月ぶりに1軍に復帰。2番指名打者で出場し、第1打席でさっそく右前打を放った。
チームが首位を走っていた5月末、一塁への走塁で右太もも裏を負傷。全治4カ月と診断された。歩くことも難しかった状態から、「今季中に、またユニホームが着られれば」と、懸命にリハビリに取り組んだ。リーグ優勝に間に合わせることはできなかったが、胴上げの輪に加わった。「若い選手がどんどん出てきて、チームにとって良かった」と喜んでいた。
9月は中軸を担う近藤も負傷離脱するなど、クライマックスシリーズ(CS)に向けての戦力整備に課題を抱えていた。柳田に復帰のめどが立った際、小久保監督は「柳田を3番に。近藤が(復帰できて)打てるだけなら指名打者」と、CSへのプランを思い描いていた。厳しい戦いを控えるチームにとって、大きな力になるのは間違いない。

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