表情変えず冷静プレー=竹田、勝負どころで耐える―日本女子オープンゴルフ

3番、ティーショットを放つ竹田麗央=29日、茨城・大利根CC西



実力者による、ほとんど差がない優勝争い。「接戦の方が集中できてよかった」と言う竹田が最後まで冷静にプレーし、メジャー連勝を成し遂げた。
バーディーでもボギーでも表情が変わらないのはいつも通り。6845ヤードの長いコースでギャラリーがどよめくほどの飛距離を生かし、ショートゲームにもほぼ隙がなかった。
最終日は山下と首位に並んで出て、一進一退の展開。12番(パー3)は第1打をグリーン手前のラフに外してピンチを迎えたが、できる限りのアプローチで乗せ、下りのスライスラインを沈めるパーセーブで耐えた。後半は一つ前の組の岩井明に1打差に迫られ「ボギーはたたけない状況ですごく苦しかった」と言いつつ、スコアを落とさず逃げ切った。
前夜はプロ野球で大好きな巨人がリーグ優勝。「自分も頑張ろうという気持ち」になったという。さらなる活躍が楽しみな21歳は、今冬に米ツアーの来季出場権を懸けた予選会に挑戦することも視野に入れている。「いつかは海外メジャーで優勝したいと思っているので、そこに向けて頑張る」と力強く言った。



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