川崎、「前哨戦」制す=FWエリソン機能―Jリーグ

10月9、13日にルヴァン・カップ準決勝で当たる2チームによる「前哨戦」。川崎のGK鄭成龍が「新潟とはあと3回戦う。最初の試合が本当に大事」と語っていた一戦を制した。5ゴールを奪い、相手に強烈なインパクトを残した。
調子を落としていたFWエリソンが多くの得点に絡んだことが、何よりの収穫。前半14分に先制のPKを決めると、2点リードの後半18分には相手DFの股を抜く追加点で、押し込まれていた嫌な流れを変えた。直後には敵陣でプレスをかけてから相手を二度追い。ボールを奪って山田のゴールをお膳立てした。
今季加入したエリソンは開幕直後こそ2戦3発と好スタートを切ったが、けがやポジション争いで出場機会が減り、本来の迫力が鳴りを潜めていた。背番号9は「出場時間が少なくなっていたが、諦めずに一日一日を大切にして努力し続けた結果。監督が必要としてくれたときに、結果を出せるように日々準備した」。カップ戦のタイトルの可能性が残る秋、ブラジル人の復調は頼もしい。

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