大谷、7年目の美酒=「きょう決める」と決勝打―米大リーグ・ドジャース

地区優勝を決め、シャンパンファイトを楽しむドジャースの大谷(右)と山本=26日、ロサンゼルス(代表撮影・時事)



メジャー7年目にして初めて、大谷が「シャンパンファイト」の美酒に酔った。レギュラーシーズンの本拠地最終戦で、5万2433人の観客を前に、ドジャースがパドレスを逆転で下して地区優勝を果たした。「きょう決めるんだ、という気持ちだった。うれしい」と素直に喜びを表現し、「全員が良い仕事をして、良いゲームだった」と振り返った。
勝つためにドジャースにやって来た大谷が、勝利を呼ぶ活躍を演じた。0―2で迎えた七回。ドジャースはスミスの2ランで追い付き、なお1死一、二塁。ここで大谷は勝ち越しの右前打を放った。ベッツが2点適時打で続き、この回計5点を奪って逆転した。
前日は3―3の同点で迎えた六回に中前適時打を放っており、これで2試合連続の決勝打だ。シーズン序盤には得点圏打率の低さを指摘されたこともあったが、シーズン終盤の勝負どころで結果を出した。ロバーツ監督は「彼はこの時を夢見てきたことだろう。毎試合、特別なことを見せてくれた。本当に素晴らしい」と笑顔で話した。
シャンパンファイトを終えるとグラウンドに出て、愛犬のデコピンを抱き、真美子夫人と記念撮影。地区優勝の喜びに浸った。
だが、目標のワールドシリーズ優勝までは道半ば。気を緩めることなく戦い続ける覚悟だ。(ロサンゼルス時事)



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