ソト、勝負の9月に復調=4試合連発で20号―プロ野球・ロッテ

1点リードの三回2死二塁で外角の直球を振り抜いた。ロッテのソトが右翼席へ4試合連続の本塁打。「しっかり前でさばくことができたし、ゾーンに来た球を打ち返すことができた」。自身も納得する一発となった。
8月は打率2割2分で、本塁打なしと調子を落としていたが、9月に入って一転した。試合のなかった3、4日の練習日に打撃コーチらと共に不振の理由を突き詰めて復調。今月7試合目で早くも6本目のアーチを架け、DeNA時代の2021年以来となる20号に到達した。
リーグ2位につける打点を84に伸ばし、トップのソフトバンク・山川を追う。「打点がつくような打席というのは投手の方が重圧が大きいと思うので、自分は自分のできることに集中し、ストライクゾーンにきた甘い球を打つことだけを意識している」。吉井監督が「クラッチヒッター」とたたえる勝負強さは、終盤で加速している。
「9月は重要な時期。打ってチームの勝ちに貢献したい」。クライマックスシリーズ(CS)進出を争うチームにとって、頼もしい限りだ。

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