「特別な日」、主役級の輝き=大谷、豪快27号で500打点―米大リーグ

大谷が本拠地に詰め掛けた5万2931人の観客を沸かせた。1点を追う七回無死一塁。100.5マイル(約162キロ)のボール球を見逃した後、高めに浮いた89.7マイル(約144キロ)のスライダーをフルスイングすると、「入ると思った」と確かな手応えが。右翼席へ豪快に逆転27号2ランを放り込んだ。
「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」と銘打たれ、日本文化の紹介が行われた夜。大谷は本塁打を含む3安打2打点と主役級の活躍だった。もつれた試合はドジャースが逆転サヨナラ勝ち。大谷は「普段から多くの日本人、アジアの人たちに来てもらっていると感じている。きょうは特別な日。そういう日に打てたこともそうだし、勝てたことがよかった」と満足そうに話した。
日本人の母を持ち「きょうは大事な日」と意気込んでいたロバーツ監督は手放しで賛辞を贈った。「何かが起こる、と人々が期待している時に何かを起こす。それが彼。マイケル・ジョーダンタイガー・ウッズのようだ」。バスケットボールとゴルフのスーパースターになぞらえて褒めたたえた。
これで大谷は日本選手3人目のメジャー通算500打点をクリア。日本勢初の通算200本塁打にもあと2本と迫った。(ロサンゼルス時事)

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