SVリーグ東レが今季初の連勝で8位に浮上…セッター酒井啓輔ら控え組が大活躍

試合後、応援にきた観客に手を振る東レ静岡の酒井(右)

◇大同生命SVリーグ 第8節 東レ静岡3-2V北海道(1日・香陵アリーナ)

 9位の東レ静岡は10位で最下位のV北海道をフルセットの末に破り、今季初の連勝を飾った。控え組でともに途中出場のセッター酒井啓輔(28)、ミドルブロッカーの上條レイモンド(25)などの活躍で4勝10敗とし、8位に浮上した。

 劣勢を控え組がはねのけた。セット(S)を立て続けに落とし1―2で迎えた第4Sは開始時から酒井と上條がコートに立った。酒井は先発した司令塔の新貴裕(33)とは違った攻撃リズムで、逆転劇に貢献した。ホームゲームでの連勝に「こんなにうれしいものだとは」と喜んだ。

 上條は第4Sでは6得点ながらも、手薄だった真ん中からの攻撃を仕掛けた。時にはおとりとなって、相手に揺さぶりをかけた。阿部裕太監督(43)は「先発の選手だけではこの展開はなかった。2人はよくやってくれた。酒井はレチネ、アランとも連係できていた。(ポジション争いについて)次週以降考えたい」とたたえた。

 次戦(7、8日)は敵地で、6位・広島Tとの2連戦に挑む。上條は「チームには連勝して舞い上がっている雰囲気はない、次も自分たちのバレーをしていく」と力を込めた。

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