来年10月に大相撲ロンドン公演を開催 海外公演は05年の米ラスベガス以来、20年ぶり
日本相撲協会は29日、来年10月に大相撲ロンドン公演を開催すると明らかにした。海外公演は2005年の米ラスベガス以来、20年ぶり。4日に八角理事長(元横綱・北勝海)が現地で記者会見を行う。
日本相撲協会は来年に財団法人設立100周年の節目を迎える。海外公演はこれまで13度開かれ、最初は65年のソ連公演。モスクワとハバロフスクを訪れた。73年には中国の北京と上海、85年には米ニューヨークで開催され、90年代以降はウィーンとパリの欧州公演や韓国公演など8度も行われていた。09年にはロンドン公演が決まっていたが、世界的な金融危機などの影響で中止になっていた。
大相撲の海外公演は相手国からの招待を受け日本相撲協会が主催する。諸外国で大相撲の取組などを紹介し、日本の伝統文化を広める公的な意味合いがある。海外巡業は、国内巡業と同じように現地あるいは日本の勧進元が主催するため私的な色彩が強い。
4月に行われたスポーツ報知の単独インタビューで八角理事長は「来年12月に(財団100周年の記念の)式典をやる方向。(英国の)ロンドン公演なども(話が持ち上がっている)」と話していた。
11/29 18:17
スポーツ報知