「ゴルフ天才少女」須藤弥勒がドライバーコーチの松本一誠プロの結婚式で最年少予選通過を誓う
史上初めてゴルフのジュニアメジャー4冠を達成し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(13)=ゴルフ5/太陽自動車=は25日、ドライバーショットの指導を受ける松本一誠プロ(32)の結婚式で、来季の日本女子プロゴルフツアーで現行制度としては最年少記録となる予選通過を誓ったことを明かした。
弥勒は24日に横浜市内のホテルで行われた松本プロと真緒さんの結婚式に出席。父・憲一さん(51)とともに祝福のスピーチを行った。「松本師匠にドライバーショットを教えていただいてから2年になります。2年前の飛距離は170~180ヤードでしたが、松本師匠のお陰で250ヤード近く飛ぶようになりました。本当に感謝しております。ありがとうございます。恩返しは、来年に出場を予定している日本女子プロツアーで、予選通過の最年少記録を出すことだと思っています」と感謝と誓いの言葉を送ったという。
最長429ヤードの飛距離を誇り「ドラコン王子」の愛称を持つ松本プロは弥勒を2年前から定期的に指導し、飛距離アップに貢献した。父・憲一さんは「松本プロに飛ばしの技術を教えてもらいました。弥勒は将来的には日本女子ツアー屈指の飛ばし屋になれると思っています。今後も松本プロの教えを実践してほしい」と話した。
日本女子プロツアーでは、2017年に13歳以上という年齢制限が設けられる以前には2011年の大王製紙エリエールレディスで松原由美が12歳270日で予選通過した例があるが、現行制度としては21年のスタンレーレディスで、14歳91日で予選通過した新地真美夏が最年少記録。今年の8月6日に13歳となった弥勒は年齢の出場資格を満たし、ニトリレディス(8月22~25日、北海道・桂GC)とゴルフ5レディス8月30日~9月1日、岐阜・ゴルフ5CみずなみC)の連戦でツアーデビューしたが、いずれも予選落ちを喫した。来年の11月第1週までに予選通過すれば、現行制度としては史上最年少記録を更新できる。
「松本師匠の人生の晴れの日に誓った以上、目標は必ず実現します」と弥勒は言葉に力を込めて話した。
◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。13歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。18年も連覇した。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。22年8月に横峯良郎氏に弟子入り。22年1月からアマチュアも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで、ダブル所属契約のゴルフ5と太陽自動車をはじめ計16社に推定総額3億6000万円以上の支援を受けている。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。
11/26 07:00
スポーツ報知