【チャンピオンズC】レモンポップが連覇での有終の美へこん身仕上げ 田中博調教師「力を振り絞っていきたい」

レモンポップ

◆第25回チャンピオンズC・G1(12月1日、中京競馬場・ダート1800メートル)

 ラストランとなる昨年の覇者のレモンポップ(牡6歳、美浦・田中博康厩舎、父レモンドロップキッド)が、順調に調整を進めている。

 ここまで海外2戦こそ大きく敗れたが、国内では15戦12勝、2着3回とパーフェクト連対を誇る砂の王者。昨年と同じ南部杯からの臨戦で確勝を期してきている。

 栗東から駆けつけた坂井瑠星騎手を背に行た11月21日の1週前追い切りは美浦・Wコース。ルージュアベリア(3歳2勝クラス)を追走から直線で3馬身突き放し、6ハロン79秒5―11秒5をマークし、確かな上昇カーブを描いて見せた。

 田中博調教師は「去年と同じように調整して少し長めを走るトレーニングを積んでいます。動きについては、さすがだなと思われるような躍動感あるものを見せていると思いますが、乗っている側としては、やっぱり良かった頃と比べると、迫力の面でもうひとつかなという印象を持ってしまうところがあります」と現状を話しながらも「あと一回なので、そこに向けて力を振り絞っていきたいです」と最後もファイティングポーズを崩さない。

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