1差2位で終戦 清水大成は悲願の初優勝ならず…次週は今季最終戦メジャー、日本シリーズJTカップ

14番、ティーショットを放つ清水大成(カメラ・小林 泰斗)

◆男子プロゴルフツアー カシオワールドオープン 最終日(24日、高知・Kochi黒潮CC=7350ヤード、パー72)

 首位と1打差3位から出た清水大成(ロピア)が、逆転でのツアー初優勝を惜しくも逃した。首位と2打差の6位から出た岩田寛(フリー)が7バーディー、3ボギーの68で回り、通算14アンダーとし、逆転で6月のメジャー、BMW日本ツアー選手権森ビル杯以来、今季2勝目を手にした。

 清水は6バーディー、4ボギーの70で回り、通算13アンダーでホールアウト。1差2位に終わった。この日は1番で3メートルを沈めてバーディー先行。2、3番はパーオンできずボギーをたたいたが、4、5番を連続で伸ばした。首位でハーフターンすると10番でも伸ばすと、そこから3連続バーディー。冷たい北風が吹き付け、難条件となったが混戦で優勝を争った。

 第1ラウンド(R)は65で回り、3打差9位と上々の滑り出しを見せた。第2Rでは12番でショットインイーグルを奪うなど、ノーボギーの65をマーク。1打差2位に浮上した。第3Rは6番まで順調だったものの、7番パー5でトラブルが。ティーショットを右林に打ち込み、第2打は隣接するホールに打ち、戻そうとした3打目がロストボール。5打目もロストし、7打目でようやく7番に戻した。8打目でグリーンに乗せ、2パットで「10」をたたいた。それでも後半は見事なカムバックを見せ、73と粘り、首位との差は1打のまま最終日を迎えた。

 今年は海外メジャー、全米オープンに初出場し、先月はZOZOチャンピオンシップで16位に入った。海外志向も強く、今後は米ツアー挑戦も視野に入れている。賞金ランク3位以内に入れば欧州ツアーの出場権も獲得できる。夢の海外ツアー進出へ、最終戦で勝利を目指す。

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