石川遼が3日連続ノーボギー「100点満点のゴルフではないけど」1差3位で最終日へ
◆男子プロゴルフツアー カシオワールドオープン 第3日(23日、高知・Kochi黒潮CC=7350ヤード、パー72)
首位と3打差4位から出た石川遼(カシオ)は1バーディー、ボギーなしの71で回り、通算11アンダーの1打差3位に浮上した。今大会では54ホール連続ノーボギーを継続中。男子ツアーでは詳細な記録の残る1985年以降、2例目のノーボギーVへ前進した。「100点満点のゴルフではないけど、その中でミスを減らしながら、ボギーを少なくできている」とミスはありつつも、開幕前から目標としていたボギーフリーのラウンドを続けている。
朝から強風が吹く中でプレー。「今までで一番難しい日に感じた」と過去13回出場した中で最もタフだったと振り返るほど厳しい一日だった。スタートから2ホール続けて2・5メートルのパーパットを残すも、見事ねじ込んだ。10番パー5ではこの日唯一のバーディー。第2打をカラーに運び、2パットでスコアを伸ばした。厳しいコンディションの中、ボギーなしで回ったのは石川のみ。「今日はさすがに無理かと思ったが、パーオンができている。ティーショットのトラブルもそんなにない」と好調の要因を語った。
賞金ランクは5位で、首位とは約3188万円差。逆転での賞金王へ向け、「来週までチャンスを引き延ばしたい」と開幕前に意気込んでいた石川。最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(28日開幕、東京よみうりCC=報知新聞社主催)は過去2勝と好相性。今大会主催のカシオ計算機とは所属契約を結び、ホストVもかかる。さらに、ツアー史上72ホールノーボギーで優勝したのは、2017年ツアーワールド・カップの宮里優作のみ。「最後の3ホールで、優勝争いの中にいられるように頑張りたい」。快挙&ホストVを達成し、最終戦での15年ぶり戴冠をめざす。
11/23 20:29
スポーツ報知